(ブログ)
 
 
 2019年 トマト

 
 
昨年の経験と反省を踏まえ、今年は「プクプク」と「自作」の2水槽で、ミニトマト水耕栽培をすることにした。
(土のプランターと大玉トマトはやらない。)

品種は、昨年ホームセンターで苗を購入し、脇芽を使って生き続けている「あまみミニトマト」と、プクプクに付属していたおすすめ種の「ネネ」、それと通販で「アイコ」の種を取り寄せた。 その3種を育てて、おいしさを比較してみたい。


 
 
自作水耕槽

 
    プクプクを参考にして、自分なりに自作してみる。

まず、根の状態を観察したいので、透明な水槽を使うことにした。 大きさはプクプクと同等か少し大きめで、持ち運びやすさを考え、25cm×25cmの正方形にした。

ホームセンターにちょうどよいのが無かったので、アマゾンから通販購入したのだが…


 
    梱包はプチプチ3重包装だった。
こんなんで大丈夫なのだなぁと思ったら、



カドが破損していた。


 ↓の紙が同梱されていた。

 
    万が一と書いているが、破損率が高いのでは?!
アマゾンの交換手続きはクレジットカードを入力する必要があり、不安だったので返品にした。

それでまったく同じものを、「ヨドバシ・ドット・コム」から通販購入した。
今度はダンボール梱包で大丈夫だった。

金魚元気キューブセット250 [ガラス水槽セット] 2,000円(税、送料込み)

 
 
アイコ種

 
   


昨年、ホームセンターで買ったアイコ苗はアイコ
じゃなくでがっかりだった。
しかしやはりアイコを育てて食べてみたい。 リベンジしたい気持ちも大きい。

ホームセンターはもう信用できないので、種を通販購入することにした。


高木農園

アイコ 内容量:17粒
500円(税別)+送料72円(普通郵便)

支払いは後払いで、郵便振替の振込み時の手数料は70円だったかな。
 
 
発芽

 
    アイコを12月24日、ネネを12月25日に2粒ずつ植えた。

 
   



 
    1月1日 やっとアイコの1つが発根した。


本水槽用にカットしたスポンジに移植した。





 ネネは膨らんでいるが発根していない。

 日中は日当たりがよく、25℃以上のところに置くの
 だが、夜間は20℃以下に下がるのが原因か?!




 先日届いた水槽を利用し、簡易恒温槽を作ってみ
 た。
 熱源はニクロム線だ。
 ミニファンにて槽内の空気をかき混ぜる。


 ネネの種は3粒付属していた内の2粒を植えた
 のだが、残り1粒は冷蔵庫に保管していた。
 1月1日にそれも植えてみた。

 それから、アイコ種の残り沢山も冷蔵庫に保管して
 あるのだが、その内の1粒も植えてみた。
 
   
実はアイコの発根はもっと前であった。ちょくちょく覗いていて、種から白い根が伸びてきたのを知っていた。 ところがそれから先になかなか進まない。 温度の問題だけではなく、スポンジにも問題があるのではないかと気付いた。 ググってみると、やはりメラミンスポンジは良くないことが分かった。 切り込みは入れていたのだが、自由な場所に刺さりこんで行けないとダメなようだ。 1月2日に普通の一般的なスポンジを買いに行き最移植した。

 
    1月4日 アイコはやっと発芽した。


1月6日 アイコ順調


1月5日 アイコ


 
 
 
   


 1月1日に植えたアイコを1月6日に見てみると、
 ひょろひょろに発芽していた。

 アルミ箔を被せていて、気付くのが遅れた。
 
   

 これは12月24日に植えたもう一方のアイコ。

 1月6日にやっと発芽した。
 
   

 1月7日

 ひょろひょろのアイコは真直ぐになり
 双葉が開いた。
 
    スポンジを外してみると、ひょろひょろの方は
根の成長が著しい。

成長の遅いアイコは根が変だ。
メラミンスポンジでダメになった根の近くから
新しい根が2本生えたようだ。
生命力の強さを感じる。






 
 
 
   


 1月8日
 ネネのスポンジ切り込みを開いて見てみると、発根
 していたが、ぐにゃぐにゃだ。(1月1日に植えたもの。)
 
 種がスポンジに引っ掛かり、上に伸び難いようだった
 ので、少し上に引っ張ってあげた。
 
   

 1月8日 アイコ順調
 
   

 1月9日 ネネ
 正常に伸びてきたようだ。
 
   

 1月9日 アイコ

 
   

 1月10日 ネネ

 
   

 1月10日 アイコ

 
    1月11日
 ネネの双葉が開きそうでなかなか開かない。 種殻を引っぱってみると、ぽろっと取れてぱっと開いた。
 
   



 
   

 1月11日 アイコ

 
 
プクプクミニ製作

 
   



 根の状態を観察できて、管理が容易そうな
 プクプクミニを製作してみた。

 容器は100均のPP製で容量は1.5リットルくらい。

 原理はプクプクと同じ。
 エアーのぷくぷくを利用して、液体肥料を循環させ
 る。
 上下の仕切りは透明アクリル板で適当に製作した。







 アイコはスポンジから沢山の根が出てきているのを
 容易に観察できる。

 エアー供給量も容易にチェックできてなかなか良い。

 アイコとネネを、ある程度大きくなるまで、これで育て
 てみる。
 
 
 
   
12月25日に植えたネネは発芽しない。 発根もしていない。 発芽しない種にあたったのか?
捨てる前に、冷蔵庫に数日入れてから27℃前後に昇温させてみる。
1月8日夜に冷蔵庫に入れ、1月12日午前に昇温開始した。
3〜4日様子をみてみる。

 
   

 1月20日(土)

 スポンジから出してみたが、発芽(発根)の気配なし。
 発芽したネネはまーまー順調なので、この種はあきらめて廃棄。
 
 
 
    ---アイコ---

1月13日


1月14日


1月19日


---ネネ---

1月13日


1月14日


1月19日


 
    1月19日
 プクプクミニ全体にアオコ発生。
 ネネとアイコの根も絡まりそうだ。   →


1月25日
 順調



 掃除して液肥を入れ替えた。
 ネネとアイコの間に仕切りを追加した。


1月25日
 まーまー順調


 
    1月28日
 うどん粉病発症 脇芽も成長


1月31日
 薬を散布したが、その枝は枯れた。


1月31日
  全体的には元気に成長している




1月29日
 ホームセンターミニトマトとネネを
 ぷくぷくに移植


 
    ホームセンター


ネネ

 
   
しかし、ネネの成長次葉が無いことに気付いた。
 双葉のすぐ上から脇芽のような葉が出てきている
 が、はたしてこれが本葉に成長するのか?



1月31日
 ホームセンター


1月31日
 ネネ


 
   


2月4日
 発芽からちょうど1ヵ月
 大きな水槽に移植したいのだが、自作水耕槽は
 まだ未完成だ。


ツボミも出てきた


脇芽も沢山出る


これは脇芽か?摘まないで様子をみてみる


2月10日
 自作水耕槽の実験中
 水流は大体よい感じに出来た。 あとはエアーを
 自吸混入するようにする。


2月11日


2月3日 根の確認
 左ネネ 右ホームセンター


2月4日


















































2月10日
 ホームセンターの方が変だ


葉が枯れてきている


新葉含め全体が萎縮している感じだ


根は異常ないようだが…


ググると「サビダニ」のようだ


そういえば、伐採した大元が枯れていったのは、うどん粉病ではなく、サビダニのせいだったのでは!?


予備の元先端さし芽は順調に育って実も成っていたので、入れ替えることにした。





左:ネネ 右:ホームセンター(植替後)


 
    2月17日 
 自作水耕槽がやっと完成した


★自作水耕槽の製作編はこちら


移植直前のぷくぷくミニ


根が下層までびっしりだ


フタの銀紙を剥がすと根がフタ上にも出ていた


フタから抜けないのでフタをカットしたのだが、
新しい水耕槽へのセットをどうやるか悩ましい。


自作水耕槽への移植後


付け根部のセット方法については、旧スポ
ンジの上方に新スポンジを巻いて、ジュラ
コンスリーブを2つ割にして、フタ穴にしっか
りと植えることができた。


少しだけど実が膨らんできた。
卵型なのでアイコで間違いないだろう!


2月17日
 ネネ&ホームセンター順調



 ホームセンター


ネネ
 根元が「T」の状態でバランスよく成長して
 いる。1本仕様の予定が、2本仕様になって
 しまった。


ネネ
 ツボミと脇芽が出てきた


 
   
2月22日
 根元に近いところから芽が出てきたが、これは
 脇芽じゃなく、普通の葉っぱだ。
 なお、幹は「Ψ」文字の3本仕様で成長している。




2月24日
 1つ目の実が大きくなってきたのだが、2つ目以降
 の花がすべて落ちる。 なぜ?
 トマトーンを使ってみる。


1週間前に移植したばかりなのに、加速的に成長し
ている気がする。 支えの延長が必要だ。


2月21日
 ホームセンターの葉が変な感じがする。
 茶色くなっていないが、もしかするとサビダニ
 復活か?


 そうだ!単眼鏡を反対に使えば見えるかも知れ
 ない。
 
 じー…、魚眼レンズのような見え方でかなり
 見づらいが、サビダニらしきものが見えた。
 じー…、動いて移動しているやつを見つけた。
 薬(アーリーセーフ)で退治してみる。

2月22日
 ネネの根元から脇芽らしき芽が沢山出てきた。
 迷わず摘み取った。


2月24日
 ホームセンターも実が大きくなってきたが、
 落花がかなり多い。


ネネはまーまー順調に成長している。
 ホームセンターを追い越した。
 サビダニに影響か、ネネの成長が早いのか
 分からないが。


 
    2月25日
 根がパンからはみ出してきた。



薬は必須だなぁ。


 
 
 
   
トマトーン用霧吹き


 
トマトーンの説明書を読むと、新芽にかからないよう、2度かけしないよう、注意書きがあった。
100均でちょうど良さそうな霧吹きを買ったのだが、噴霧してみると、水量が多く、スプレーパターンは広い円環状で、トマトーンに使えない。



それで穴の小さいノズルを製作して取替えたのだが…
テストしてみると、水量は良いのだが針状に真直ぐ出て霧にならない。 よく観察すると、元のノズルの内側に白いプラスチック部品があり、渦流を発生させる構造になっていた。 それを流用するとまーまー良い感じになった。

 
    なお、トマトーン使用のその後、ホームセンターはたまーに落花する。 アイコの落花は多い。 ネネはトマトーンを使用しなくても、花実茎が太くしっかりしていて、落花する気配はない。

 
 
 
   
アイコがひょろひょろの気がする。 日照不足ではないだろうか?!
部屋が狭いため、日当たりの良い場所は限られる。 一等地は、ネネとホームセンターのぷくぷくとフライス盤を置いていた。 フライス盤と旋盤を入れ替えると、アイコにもっと日を当てられることに気付いた。 フライス盤はとても重たく、移動するのが一苦労なのだが、がんばって模様替えをした。

3月3日(日) 工作機械を大移動して日当たり確保

とは言え、窓×1枚分でベランダの上にヒサシがあるので、直射光が当たる時間は大して長くない。 これから日が高くなっていくが、外はマイナス気温なのでベランダに出せない。 どう育っていくのやら?!

なお、この時点でアイコの成長芽を摘んだ。 花とツボミは、主幹で全5段だ。

 
    3月4日
 根がパンの下に伸びて、放っておくとポンプに
 吸い込まれそうなので、パンに戻し入れる。


3月10日
 4段目


 3段目


 2段目


 1段目
 実りは3個だけ









3月10日
 ネネ すこぶる順調に実を付けている。


 

3月10日
 ホームセンターまーまー順調
 サビダニは根絶できたようだ。

 6段目


 5段目


 4段目


 3段目


 2段目
 実りは4個だけ


 1段目
 実りは3個だけ


 
    3月10日

アイコのサブ幹2本の先端を摘んだ。
伸びているが房は各3段だけだ。
主幹含め全11段だ。 (5+3+3=11)

ネネの2本の幹先端も摘んだ。
房は各4段で合計8段だ。

3月16日

ホームセンターの先端を積んだ。
房は7段だ。
 
 
 
   
[ リセット計画 ]
 
     1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月  
    アイコ 1→
→×
 アイコ 2→
→×
 
    ホームセンター&ネネ 1→
 →×
 ネネ 2→
→→
 
   
これまでの経験から、半年毎にリセットするのが良さそうだと思った。 リセットと言っても、種からではなく、脇芽を少し育てて、それを植え直すのがてっとり早い。 今後も2水耕槽体制にしようと思っているが、ほぼ同じタイミングで育つと、収穫時期も同じになるので、3ヵ月ずらして収穫時期を広くしたい。 それで今年に限り、ネネを9月末までリセットせず、脇芽を伸ばして育て続けてみようと考えている。

 
 
 
   
3月17日 実の大きさ比較 (500円玉の直径は約26mm)
 
   
アイコ



ネネ



ホームセンター


 
    3月24日
 アイコ初実の成長は止まっていると思われる。 ネネの体積はアイコと同等か。ホームセンターは赤くなった。
 
   





 
   

 アイコの幹が天井に付きそうだ。
 上は日光が当たらないのに伸び続けている。
 早めに芯止めしたつもりだったのに。
 反面、その幹には実が付かない。
 ガクがすべて落ちる。
 トマトーンの効果なし。
 上方はばっさりとカットするか!?
 もう少し様子をみてから決断しよう。

 主幹は実が付いている。
 たまーに落花するが。
 
    3月29日
ホームセンター1個収穫

久しぶりの収穫だ。
(直径約23mm)
サビダニにやられそうになったが、
ちゃんと実になって嬉しい。
いつものサラダに添えた。
しかしやはり美味しいと感じない。
まずくもないけど、普通かな。
そーいう品種かな?
日照不足かな?




 
    4月 1日 アイコがやっと色付いてきた。


ネネは真っ赤になったばかりなのでもう少し待つ。

 (うどん粉病で茎がところどころ白い)
 
    4月 5日
ネネ2個収穫

最大直径約30mm
いつもの感じでレタスに添えた。
左のミニトマトはホームセンター。
右のがネネだ。






 
    4月 8日
アイコ収穫

もう少し熟してからと思っていたの
だが、実が割れたので収穫した。
直径約25mmで長さは約31mm。


同時にネネとホームセンターも
収穫。






 
   
4月20日


 収穫 4月13日
 

 収穫 4月20日
 
 
    収穫 4月23日


  収穫 4月24日


       
    収穫 4月29日



               
    アイコ 4月30日


ホームセンター ネネ 4月30日


 
    枯葉の進行が激しい。 外は暖かくなってきたので直射日光にあててみたのだが…

 
    5月6日


  収穫 5月 6日


 
    5月14日


収穫 5月14日


 ホームセンターとネネの葉っぱが無くなった。
 死んだのか?
 脇芽が出てこないかな、少し様子を見る。

 アイコも瀕死状態に近い?
 
    5月14日 アイコ







 主幹はダメっぽい。

 先端を移植して延命してみる。
 しかしよく見ると、茎の表面が茶色く、がさがさ
 している。
 主幹の根元は、それが早い段階から現れていて、
 少し気になっていたのだが、何かの病気かも
 知れない。

 この先端はあきらめて、別の先端を使うことにした。
 
    アイコ収穫 5月14日


 実の割れが多い。

 ヘタは枯れている。
 他の実もそうだったが、ヘタが枯れるのは
 異常である。
 
   


 5月21日

 アイコの分身は根が出てきたが、
 よく観察すると、茎の表面ところどころに
 水泡のようなものがある。
 葉の端は少し枯れている。

 やはり何かの病気を持っている気がする。
 このまま育てても、途中でダメになる気がする。

 あきらめることを決断した。
 
   


 6月 3日
 ホームセンターとネネにもエアーを供給
 し続けていたのだが、復活しない。
 (脇芽が出てこない。)


 ↓アイコの葉っぱ
 
 やはり何かの病気だろう!?
 この茎だけ、成長は続いているが、伐採することを
 決断した。
 
    アイコ伐採


ホームセンターとネネ伐採


 
   
あらためてよく観察して考察すると、葉はもちろんのこと、茎、実のヘタ、根の茶色はダメだ。

[ まとめ ]

脇芽を利用して、半年ずらしで育て続けようと考えたが全滅した。
室内栽培では病気(サヒダニ含め)との闘いだった気がする。 今のところ、屋外で育てるよりも、室内で育てる方が病気にかかりやすい気がしている。
また、冬季の室内温度低下の問題はなかったが、1日の日照時間が短かく、徒長傾向にあると思われる。 美味しい実にならないのは、そのせいかも知れない。
今の環境で、通年で育てるのは無理かも知れないと思えてきた。

 
                             
 
 
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