(バイク)
 
   
 ウインカー

 
   
まずはポジションランプ

 
   
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 ウインカーのポジションは標準では装備されていないが、ウインカーを
 取り替えるついでに取り付けした。

 ダブル球にして、ポジションスイッチでオンにすればよいのだろうけど、
 はて?ウインカーが動作した時はどうなるのだったっけ?
 CBRには ウインカーポジションが標準装備だったはずだけど、動作状
 態が思い出せない。
 ポジション球が点灯したままで、ウインカーが点滅?それだと視認性が
 悪いような…。

 そう思っていると、インターネットでドンピシャの記事を発見。早速マネし
 て作ってみた。
 コピー元は「我が愛しのSRX」

 FET回りは空中配線でハンダ付けして、防水としてアルミの筒ケースを
 作ってエポキシ樹脂を流し込んだ。

 [結果]
 これはイイー。ウインカーをオンすると、ちゃんとポジションが消える。ウ
 インカーオフで、ポジションが点灯する。とてもスペシャルになった感じ
 でウレシー。
 (しかし、いまひとつ安定しない。ウインカー中に一瞬ポジション状態に
 なり、両方付く感じになることがある。コンデンサーの容量(33μFx2個)
 が少し足りなかったのかもしれない。)

 
   
ウインカー交換(電球)

 
   
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 2005年 7月
 ヨーロピアンタイプにしようか少し迷ったが、キタコのスリムタイプを
 ウェビックから通販購入した。

 白レンズは好みではないので、オレンジレンズ。
 フロント用はダブル球タイプとして、2個1セットで\2,444(税込)
 リア用はシングル球タイプ2個1セットで\2,344(税込)

 フロントはヘッドライトガードに、キタコ ユニバーサルミラーホルダー
 を取付して、ウインカーとの接続ステーは自作した。
 ミラーホルダーは一般的にハンドル取付用だが、ヘッドライトガートは
 ハンドルの径と同じなので、そのまま利用できた。
 ミラーホルダーもウェビックから通販購入。
 \1,795x2個で\3,590(税込)

 しかし、ヘッドライトガードの下部は少し開いていた。
 平面的に見ると、ウインカーが少し外向きに開いて付いてしまい格好
 悪い。それでステーを自作して切り込みを入れ、曲げて角度補正した。

 それから、マイナスボディアースが使えなかった。
 ヘッドライトガードの材質はアルミのようだが、アルマイト処理されてい
 るのか、電気を流さなかった。

 それと電球は付属しないのだが、カー用品店で買おうと思ったら
 売っていなかった。
 ダブル球の小型って、ありそうでなかなかなくて探した。
 市内のオートバイ屋でデイトナの23W/8Wをやっと見つけた。
 2個入\360。
 しかも、ギリギリの大きさで、ソケットをイイカゲンに取り付けすると、
 ホディと電球が接触するので要注意である。

 リアは1本バーのステーを自作し、リアフェンダーを貫通するように
 して取付した。
 リアフェンダーの質は、やわらかい印象であったが、思っていたよりも、
 しっかりと取付できた。
 (スタックした時など、そのステーを取っ手にして後部を持ち上げても
 問題ない。)

 [問題点]

 フロントウインカーが頻繁に球切れする。エンジンの振動が伝わるよう
 である。
 最初のトラブルは、ウイカー内部の電球ソケット取付座が折れて、マイ
 ナスアースの接触不良になった。
 補強修理したのだが、しばらくして今度は電球のフィラメントが断線脱
 落した。
 純正ウインカーがゴムジョイントになっているのは、転倒した場合に
 損傷を少なくするためだけだと思っていたのだが、それだけじゃなかっ
 たようである。

 
   
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 右後ウインカーのレンズカバーを外した状態。

 電球の位置は外側に寄っている。

 フロントウインカーでは、電球ソケットの固定金具部
 が、振動で折れたことがあり、下部を木片と接着材で
 おさえて対策している。
 
   
スリムウインカーの取付ネジのスリム化 2006年春

 
   
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 取付ネジの皿ネジ加工を思い付いてやってみた。

 ←写真は標準状態で、M6の六角ボルトナットで締め付けるように
  なっている。

 
   

M6x10Lの六角穴付きボルトを皿頭加工し、ネジ部はM5にダイス加工し直し、特殊ボルトに改造製作した。

ナットはM8の六角穴付きボルト頭を皿ナットに改造製作した。タップ穴はM5。
皿径はφ9.5〜φ9.9くらい。

光っているのは、SUS304(ステンレス)で、黒いのは、加工後に黒染めし直したもの。
(4本ともステンレスで製作しようと思っていたのだが、手持ち在庫が足りなかった。)
しかしその後、1シーズン使用して黒染めしたものが錆てしまい少しみっともない。ステンレスで作り直した。

ウインカーボディ側は、皿穴加工。 (アルミ鋳物なので削りやすく、加工は楽だった。)

スリムになってスッキリー。 (大したことのない改良だが、実は、特殊ネジの加工に、けっこうな時間を費やしている。)

 
   
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LED化 2006年春完成

 
     
純正じゃないウインカーに交換し、ステーの振動対策をしていないためか何回も球切れするし、後ろのウインカーにもポジションランプを付けたくなったので、LED化することにした。
幸い、詳細記事が掲載されていてとても参考になるホームページを見つけた。
「gizmo with SRX」と「我が愛しのSRX」など。

 
   
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 まずはLEDを入手してテストしてみる。LEDは秋月電子通商から購入。

 @φ5mm 黄色 超光輝度 広角(60゚) 18000mcd OSYL5161P…10個入り200円
 を10パック買って2,000円。
 (白LEDは、まだ少し高いので黄色にしてみた。)

 Aφ3mm 赤色 ハイパワー ワイド 25000mcd OSHR3131P…10個入り300円
 を2パック買って600円。 (後のポジションランプ用)

 今回購入したLEDの足は、マイナス側が根本から太く、一般品とはちょっと
 異なっている。 基板に密着取付する場合はφ1.6の穴が必要。

 
    [比較テスト1]

左が電球で、右がLED。
このテストでは、バッテリーから直の仮配線をして、
常時点灯の状態にしてある。

電球の方は外側半分だけが明るいけど、LEDの方は
均等に明るくて良い感じ。
斜め30゚くらいから見ても電球に負けていない。
後の正面からだと、LEDの方が少し明るいと思う。

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    [黄色LEDの色合いについて]

レンズがオレンジなので黄色LEDで正解だと思った。比べて見ると、電球ウインカーの方が、少し黄色っぽく見えるほど。
もしオレンジLEDだったら濃いオレンジ色になったと思う。もし白LEDだったら、かなり黄色っぽくなると思う。

 
    [赤LED点灯 テスト]

後ろのポジションランプは道交法では赤色でないと
ダメなようだ。クリヤーレンズは好みじゃないので、
オレンジレンズに赤LEDの点灯でテストしてみた。

比較するために、左の電球ウインカーとストップの
ポジションランプ(電球5W)を点灯させてある。

大成功!オレンジレンズでも、点灯させると赤に見
える。ストップのポジションと同じ色に見える。

ただし、明るすぎる感じで、ストップのポジションよりも
明るく見えるから、ポジョンランプとして使用する場合
は、半分くらいに減光するのがよさそう。


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 [比較テスト2]

 電球とLEDを2個並べて、眩しいのでスモーク板を被せて、だいたい同じ
 ような明度に見えるように電流調整してみた。
 上が24個LED品で、下が電球。
 視覚的調整なのでテキトーだが、24個のLED1個あたり、たったの10mA
 くらいで、15Wの電球とつり合うと思う。今回のLEDは、かなり明るいよう
 だ。

 それから、このテストで気付いたのだが、電球の方は電圧を12〜15Vく
 らいの範囲で変化させても、明るさの変化は、さほど感じなかった。
 
   
再配置

 
   
GIF 200x100 4.35KB


 定電流ダイオード(CRD)の必要電圧を考慮して、4個直列を1セットに
 することにした。
 CRDまたは抵抗を配置するので、黄色は4x4=16個、赤色4x2=8個に
 した。
 
     
[CRDまたは抵抗]

突然のエンジンストール時にはバッテリー電圧とな
り、ハザードなどが暗くて視認性が悪いのはまずい
ので、定電流ダイオード(CRD)を使おうと思ったが、
秋月電子通商でも1本50円 する。
4個直列セットに15mAを2本並列に取付すると、ウイ
ンカー4個分で40本になり、2,000円になる。

 
黄色LED4個直列の電流値

  470Ωx2並列
=235Ω
15mA/CRDx2並列
=30mA
12.0 V 17 mA 22 mA
15.0 V 28 mA 25 mA

 
    抵抗だと1本1円で、ウインカー4個分でも40円で済む。
それでテストしてみたのが右上の表だが、12.0Vの17mAでも、電球より十分明るく見えるので、抵抗でもOKということにする。

 
   
ウインカー内回路

 
   
GIF 300x200 4.61KB


 これは後ウインカー用の回路図。
 前ウインカーは、これの赤LED部なしの回路。
 
   
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 [ウインカー2段基板]

 後ウインカーの赤LEDは、黄色LEDとプリントパターンが交差して
 しまうので、2段基板にした。

 この写真は、赤LEDの足を切り揃える前。
 このように斜めにカットしてやらないと、2枚目の基板を差し込むの
 が困難になる。
 
   
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 [前ウインカー基板]

 表面に「ハンダマスキング剤グリーンレジスト」を塗装してみた。
 なんか見た感じ、見栄えよい気がする。
 
   
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 [LED取付]

 上下のLEDは、少し外向きに付けておいた。
 拡散性がよいだろうと思ってだが、気持ち変わっているかな程度。
 中央のLED(φ5)はツバをカットしてある。

 なお、レンズとLEDは出来るだけ離して取付する方が、明るさムラが
 少なくなる。
 すなわち、LEDは出来るだけウインカーボディに、深く埋め込むよう
 に取り付する。

 
   
制御と回路

 
     ワンチップマイコンのPIC16F819+FETを使用する。
 ウインカーの点滅速度をソフト的に変更したり、PWM機能を使用して明るさ調整をする。


GIF 600x450 14.0KB

※ハザード〜ウインカーの入力は、12V系なので分圧してPICへの電圧を下げるようにした。抵抗値はハンパな値 だが、それは手持ち在庫品を適当に組み合わせたため。

※1SS319は2個入りのチップダイオード。以前、秋月電子通商から購入しておいた手持ち在庫品で、基板を小さくまとめるために使用してみた。

※2SK1772はチップFET。これも秋月電子通商から購入したもので、基板を小さくまとめるために使用した。仕様最大定格は30V1A。ブレッドボードテストでは発熱も なかったので大丈夫はず。 ただし、電球はNGになる。15Wだとして、1Aを少し超えてしまう。

※緑色のLEDはPICの動作確認用。待機中は約1秒間隔で点滅する。


 
    [FETの使い方]

ウインカーの入側取付(右図)にするか、出側取付
(左図)にするか悩ましいところだった。
入り側の場合は、ボディアースが使えるので、ウイ
ンカーまでの配線が楽。
しかし、FETのところでの電圧降下が大きく、ブレッド
ボードテストでは、約2Vも 降下した。
また、入り側使用の場合、ゲートに5VをかけてもON
しなかった。
その場合はPICからの信号を12Vにする工夫が必要
だと思う。




GIF 300x100 1.51KB

 
   
制御部基板

 
   
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 約23.5mmx35mmの大きさにまとめることが出来た。
 
   
ケース

 
   
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 防滴構造にしておかないと、雨天走行や洗車が心配。

 アルミ削りだしで箱を作り、フタは透明アクリル板を、セメダインスー
 パーXでシールした。
 透明板を使用するのは、浸水状態確認とPIC動作確認用の緑LEDを
 見えるようにするため。

 ケースは、いつもの電子工作より少しガッチリとした設計にた。
 外形寸法は30mmx42mmx15mmになった。

 
   

取付用の金具が無いことに気付いて追加した。
ちょっと大きかったかな。


JPEG 200x133 5.36KB

 
  ソフト

 
    [点滅間隔]

とりあえず点灯、消灯時間をそれぞれ0.5秒にして、点滅テストをしてみた。電球ウインカーとLEDウインカーを同時に点滅させてみたところ、LEDウインカーの消えている時間が長いことに気が付 いた。
電球の場合、ポワーンと消えるので、完全に消えている時間は、ほんの少しに見える。 これは参考にしたホームページでも読んだ気がする。

点滅速度については、道交法では60〜120回/分のようだ。
僕は少し早めが好み。何回もいろいろとテストして、点灯0.4秒、消灯0.24秒でセットした。
あとは実走行にて他車と違和感がないか確認し、必要であれば再調整していくことにする。
消灯の0.24秒は半端な値だが、点灯の3/5にしたため。(なんとなく。)


[PWM制御]

LEDを高速にON・OFFすることにより、連続発光に見せながら減光できる。
フロントのポジションランプ時に使用する。
ウインカー時は100%として、ポジションランプ時は30%に減光することにソフト上で設定する。
今回、PWM機能を使用するのは初めてで、PIC16F819では、RB2かRB3のどちらか1つだけしか、PWMピンに設定できないことが分か った。2つあれば、右左1つずつ使えたのだが、基板回路で工夫することにした。


[ポジションランプの遅点灯]

ポジションランプが点灯した状態から、ハザードまたはウインカーをONすると、同時にポジションを消すようにした。その後、ハザードまたはウインカーOFFで、それと同時にポジションランプを点灯させると、何か忙しいような変な感じがしたので、少し(0.24秒)遅れて点灯するようにした。


[プログラム概要]

PICはキーオンでONとなり、ハンドルのスイッチ状態を常時高速でチェックする繰り返しプログラム。
@ハザードONか?→ A左ウインカーONか?→ B右ウインカーONか?→ CポジションONか?→ @へ戻るの繰り返し。
同時にスイッチが入った場合の優先順位も@→Cとしてある。

動作周波数は内蔵2MHzにして、タイマー1のオーバーフロー割り込みが約1秒になるように、ソフトで周波数を微調整する。
その割り込みでXOR命令を使用すると、1秒間隔で点灯と消灯を繰り返すことになる。
タイマー1は8ビット+8ビットの16ビットタイマーだが、割り込み直後にHビット側を、たとえば半分の128に書き換えると、次の割り込みは約0.5秒で入 る。
割り込みが入ったときに、点灯状態か消灯状態かを判別し、それぞれの次の割り込み時間を設定する。

それから、ハザードとウインカーのスイッチONは、点灯から始まる動作にしてある。初回点灯かどうか判定するための旗(ビット)を立て る。


■PICプログラム Winker_d.src 6.74 KB … 【 ダウンロード  】


プロクラムは120命令程度の簡単なものだが、いろいろと思った通り正確にできたので、気持ち的にスッキリした。

余談だが、ウインカーの車速変化や後赤LEDのストップランプ連動制御を入れることも考えていた。
ハザードとウインカーで点滅速度を変えたりとかも。
楽しそうだが、あまり凝りすぎると複雑になって完成できなくなるかもしれないので、今回は一般的なものにした。

 
   
大きさ比較

 
   
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 左上の黒いものはノーマルウインカーリレー。

 右上の円筒シルバーは、以前作成した、前ウイン
 カーのポジションランプ専用のFET式リレー。

 LEDウインカー制御基板用のCケースは、比べて
 見ると、それほど大きくないと思うのだが、接続コネ
 クターが11個もあり、コネクターの方がスペースを
 取っている。
 
   
まとめと反省

 
    春までに完成できればいいやと思っているうちに、だらだらと約5ヵ月の時間がかかってしまった。とはいえ、最後は物置での実車配線作業なので、プラスの気温にならないとヤル気が出なかった。
しかし、ウインカーが付かないと乗れないので少し焦る。その配線作業も思ったより時間がかか り、寒い中での電工ペンチ作業は辛かった。

 
   
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 フロントのPWM制御ポジョン点灯、リアの赤ポジョン点灯、メーターイン
 ジケーターの左右別化が、とても嬉しい。何回も切替点灯チェックした
 けど、バッチリOK。自己満足ー。
 
   
当初、製作するにあたり、他の人の記事を読んで思ったのが、ノーマルとの明るさ比較がはっきりわからなかったこと。
LEDの方がちょっと 劣るかもしれないけど、自分的にOKにしてしまっているところがあるのではないかと…。

実際に自分で作ってみて、「いいんじゃない!」の結論になった。暗くて点灯しているかどうか分からないとか、眩しすぎて目がくらむとかは論外だが、厳密に考えすぎず、常識的に普通に見えればOKだと思った。

今回完成したものは、45゚くらい斜めから見たときは電球と同等で、正面視だとLEDの方が少し明るいと思っている。

 
   
1シーズン以上使用しての問題点

 
    2007.01.09

洗車後、1灯が点きっぱなしになったことや、後の赤が点かなくなったことがあった。原因は、ウインカー内部への浸水による、電流のリークのようだ。

よく調べると、ウインカーレンズと本体がぴったり合っていない。ウインカー本体の製作精度が低い。
ゴムパッキンは付いているが、細いので所々効いていないようだ。

電球の場合は、少し浸水しても問題ないのかもしれないが、LED基板は密度が高いので、ショートしやすいようだ。数個のLEDがダメになっていたので、ダメになったLEDだけ交換した。

今度は、ウインカーレンズと本体間にセメダインスーパーXを塗布してくっつた。配線穴もそれで塞いだ。
分解は容易じゃなくなるかもしれないが、水のトラブルがなければ分解する必要はないと思われる。


2008.01.11

後のポジション赤が明るすぎる気がしてきた。点滅ではなく、点きっぱなしなので、少し暗めの方がバランスが良いように思えてきた。
抵抗をハンダ付けし直すのも面倒だと思ったところ、シリコンの拡散キャップの在庫があったので、被せてみるとちょうど良い感じになった。

 
   
失敗編

 
   
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 LEDを6個単位で直列配列にすると、抵抗などを入れないでいけそう
 だと思っていた。

 当初は6直列x4並列=24個のLEDを配置した。

 しかし、電圧の変動により、電流が大きく変わる。
 
    しかも、直列の場合は、個々のLEDにその電流が流れるのに、電流値÷LEDの個数で1個当たりの電流値を計算し、過大な電流を流してLEDをパーにしてしまった。(2回やったので48個パー)

それでも、なぜLEDが壊れたのか分からずにいたところ、奈良県の"森田"さんが間違いを指摘してくれてやっと分かった。 ありがとうございました。とても感謝しています。

 
   
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  6個直列の電流値
 
12.0 V 21 mA 22 mA
12.5 V 36 mA 34 mA
13.0 V 55 mA 49 mA
13.5 V 75 mA 67 mA
14.0 V 100 mA 88 mA
14.5 V 124 mA 110 mA
15.0 V 156 mA 133 mA

   
   
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 [LEDツバカット]

 実装密度を上げるために、φ3赤LEDのツバをカット(旋削)したが、あまりよくない
 ことに気が付いた。
 基板から外して付け直したものの内、数個が点灯しなかったり、接触不良になっ
 たりした。ツバカットにより、足の付け根がグラグラになったため。
 (φ5であれば大丈夫だと思う)

 
   
再びウインカー交換

 ある日、ふと気付いた。最近の乗用車は全面白レンズで、オレンジ色の部分がない。
 今風にやってみようと思い、DRCのウイカーを買ってみた。

 
   
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前ウインカーはナックルカバーに取り付けた。

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    ポジションモード

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ポジション→ハザード

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日中の点灯比較 (実際には、もっとはっきり点灯しているように見える。)

 
   
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製作(市販品改造)編

 
   
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 白レンズは好みじゃないので、スモークレンズにした。

 ウェビックが9周年記念で少し安かった。

 写真上
 DRC LEDフラッシャーType-586
 カラー:スモークレンズ左右2個セット
  (D45-58-618) \4,063

 写真下
 DRC LEDフラッシャーType-602
 カラー:スモークレンズ左右2個セット
  (D45-60-208) \3,836
 
     
今まで付けていたウインカーとの比較
 
   
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    今回買ったものの印象

 ・プラスチックボディで軽い。
 ・よりスリムなデザイン。
 ・スモークレンズはタッピングビスx1本で押さえてあり、ネジが目立たない設計で良い。
 ・レンズパッキンが無いので防水(雨)に不安がある。
 ・LEDは10個だが、あまり明るくない。(自作したものと比較して。)
 ・各々のLED間隔が離れていると感じる。
 ・LED色は濃いオレンジに見える。(逆に、自作したものは少し黄色に見える。)

※LEDが気に入らないので、中身を自作して交換することにする。

 
   
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 [ LED調達 ]

 LED PARADISEエルパラ
 株式会社ピースコーポレーション というところから
 通販購入した。

 5φ広角橙色LED MAX2000mcd
 (単位: 50本セット) 1,800 円 × 1個    1,800 円

  広角3mmオレンジ色LED
 (単位: 50本セット) 1,500 円 × 1個    1,500 円

 3mm円筒型赤色LED
 (単位: 10本セット) 350 円 × 2個    700 円

 送料:  500  円 合計:  4,500  円
 
   
JPEG 200x200 11.5KB

 
 [ フロント用基板 ]

 上のものがDRC内蔵基板。楕円タイプオレンジLEDx8個のみ。

 下が自作した基板で、
 斜め用基板はφ3mmオレンジLEDx10個。
 水平基板を新たに追加し、φ5mmオレンジLEDx4個、
 φ3mmオレンジLEDx8個を配置した。

 合計22個
 
    LED配置

GIF 250x125 4.65KB

プリントパターン配置

GIF 250x125 10.7KB

   
     
電流制御は一般的なカーボン抵抗(1/6W)を使用した。

抵抗値はエルパラの例通りとした。

LED5個 (+)-【220Ω】-LED-LED-LED-LED-LED-(-)
LED4個 (+)-【330Ω】-LED-LED-LED-LED-(-)


 
    自作基板との点灯比較写真

JPEG 300x200 8.43KB



JPEG 200x200 7.49KB

   
    ※正面視、斜め視の明るさを確保することが出来た。

電流実測値

 ( )内はDRCの場合
 12.0V… 52mA (50mA)
 14.0V… 81mA (73mA)
 15.0V… 94mA (84mA)

 
   

JPEG 300x200 14.9KB

 
 [ リア用基板 ]

 上のものがDRC内蔵基板。
 楕円タイプオレンジLEDx10個。

 下が自作した基板で、
 φ5mmオレンジLEDx18個、
 φ3mmオレンジLEDx4個を配置し、合計22個とした。

 また、ポジション用としてφ3mm赤LEDx5個を
 配置した。
 
    LED配置

GIF 300x150 5.70KB

プリントパターン配置

GIF 250x125 4.65KB

 
   
電流制御は一般的なカーボン抵抗(1/6W)を使用した。

抵抗値はエルパラの例通りとした。

LED5個 (+)-【220Ω】-LED-LED-LED-LED-LED-(-)
LED4個 (+)-【330Ω】-LED-LED-LED-LED-(-)

ただし、赤LEDについて、ポジション用としては明るすぎる感じがしたので、1kΩとした。
赤LED5個 (+)-【1kΩ】-LED-LED-LED-LED-LED-(-)


 
    自作基板との点灯比較写真

JPEG 300x200 9.92KB

自作基板との点灯比較写真(ポジション用赤)

JPEG 300x200 9.58KB

 
    ※明るさ度は感覚的に5割増しくらいかな。ムラはかなり改善出来た。

電流実測値

 オレンジ ( )内はDRCの場合
 12.0V… 56mA (43mA)
 14.0V… 86mA (95mA)
 15.0V… 101mA (125mA)

 赤
 12.0V… 3mA
 14.0V… 5mA
 15.0V… 6mA

 
   
取付ステー

DRCのものはゴム緩衝構造になっているが、緩すぎるというかガタが多い。また、少し強く引っ張ったところ、ゴムが切れてしまった。それでアルミ(17S)で作り直した。
今までの経験上、LEDの場合は緩衝がなくても問題無いはず。

 
    DRCのもの

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製作したもの

JPEG 300x200 10.7KB

六角ナットは市販品のM8ステンレスを薄く加工した。
配線用穴はφ4mmとした。細い電線を3本通す。

 
   
JPEG 300x200 9.21KB

 
 [ 防水 ]

 DRCの場合、水が入っても抜ければ問題無いという
 考え方だと思うが、過去の経験で、半端なゴム
 パッキンでは洗車後に点かなくなったことがあった。

 今回もセメダインスーパーXを使用して防水とする。
 スモークレンズもセメダインスーパーXをたっぷりと
 塗布して取り付ける。
 そのため、基本的には分解不可能となる。
 
   
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 後ウインカーの配線状況

 赤はプラス線として、100mAのリセッタブルヒューズ
 を付けておいた。

 黒はオレンジLEDのマイナス線
 茶は赤LEDのマイナス線
 
   
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 前ウインカーの配線状況

 赤はプラス線として、100mAのポリスイッチを
 付けておいた。スペースが狭かったので、
 表面実装用のものを付け、熱収縮チューブで被った。
 
   
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 テールランプとウインカー取付
 金具製作

 ベース板はA6063(アルミ)
 3mmtx40mm幅フラットバーで
 製作。
 
 
前ウインカー変更 (2014年〜)

 
    最近の乗用車のLEDウインカーは、細長い感じのデザインになっている気がすると思っていたところ、ナックルガードに細長く埋め込むことを思い付いた。

 
   
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 風防とナックルカバーが干渉した
 部分は、ナックルカバーをカットし
 ていたが、今度はナックルカバー
 をカットせすに、風防をカットした。

 (ナックルカバーは先端部の曲
 がり込んでいる部分のみカット)
 
   
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 まずはLED基板作成
 LEDは、秋月電子通商からサンセットオレンジ
 GM5ZS03200を調達。

 定電流ダイオードとプリント基板配置の
 し易さ等を考え、表面実装タイプじゃなくて足付き
 タイプとした。

 GM5ZS03200Zを5個直列にして、それを3並列配置
 
   
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 点灯チェック

 12V…0.13A
 13V…0.16A
 14V…0.17A
 15V…0.18A
 
   
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 穴を開ける前に、ホットボンドで型取り。

 このやり方は、バックミラーウインカーと同じ。
 
   
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 穴明け後はホットボンド型を復旧し、クリスタル
 レジンを流し込んだ。
 
   
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 仕上げは、自動車用のスモークフィルムシール
 を貼って、目立たなくした。
 ぱっと見は、ウインカー内蔵だとは分からない
 感じで。
 
   
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 2018年

 LEDの点灯が変だ。
 片側にLED×5個を3連装していが、点灯しない列がある。
 正確には、近くで見るとかすかに点いている状態だ。
 気付いた時は、左右ともその状態だった。
 立ちごけした時の影響か?
 衝撃で基板内断線したと仮定した場合、まったく点かないはずなので、
 電流制限IC故障ではないだろうか。
 同じに作り直した場合は、また3〜4年で同じ状態になる気がする。
 なので今回は一般的に抵抗でやってみる。
 電圧による電流値変動が大きいが、明るさはそれほど大きく変わらない
 のでよしとしよう。

 
    2019年 4月 更新修理

計算値だと抵抗値68Ωなので、仮付けで計測
してみると…
12V:29mA
13V:40mA
14V:53mA
15V:68mA
LEDの定格は60mAで、最大は70mAなので
ぎりぎりだ。

それで75Ωでやってみると…
12V:28mA
13V:39mA
14V:50mA
15V:62mA
だいたい定格なのでこれで決定する。

なお抵抗のワット数は、1/4Wだとぎりぎりなので、
1/2Wにした。


黒スプレー塗装直前の状態(LEDにマスキング済み)

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    その他の施工方法は前回と同じ。


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点灯確認OK

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 (余談)

 不良になったLEDをナックルガードから外そうとしたがなかなか取れない。
 よく見るとナックルガード側に凹加工してあった。(加工したのを忘れていた。)
 ちょっとした溝を6ヵ所に彫っただけなのだが、意外に有効だ。
 
                             
 
 
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