(バイク)  
 
 FCR(キャブレター) セッティングデーター

 
   

 
標準ではレース仕様のセッティングになっていたと思うが、普通?走行用に変更する。
簡単に合わせられないが、スムーズに走行できるようになったり燃費が向上したりしたりすると嬉し楽しい。
 

 
   


2008.08.10(日)

入口スローエアースクリュー 1.5 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45    
ジェットニードル
1.25゚
            FTM
クリップ             -
-
-
-
-
-
-
メインジェット 118 120 122 125 128 130 132

・初期状態では、空ぶかしでもスムーズに吹け上がらない。エンストしそうになるのをごまかしながら走行させて
 みた。シフトアップする度に、モソッと落ち込む。濃いの?薄いの?

・なんとなく濃いような気がして、スロージェットを小さくし、ジェットニードルクリップを最も薄くなる位置に変更して
 みたところ良くなった。ゆっくり加速でもかなりギクシャクするが、まーまー走れるようになった。

・次に加速ポンプが働かないようにしてみたところ、とても調子が良くなった。
 ノーマルと同じように走れる感じ。

・アイドリング回転がいまひとつ安定しないので、底のスローパイロットスクリューで薄くなるようにしてみたがアイ
 ドリング不安程度は変わらない。逆に濃くしてみると、少し良くなった。その状態で、エアクリーナーボックスの吸
 い口を半分くらい指で塞いでみたところ、エンジン回転数が上がる。
それでまだ薄いということが分かった。
 今度は入り口のスローエアースクリューを1.0回転戻しにして、スロージェットを#35から#38へ少し大きくしてみ
 たところ、アイドリング回転がとても安定するようになった。底のスローパイロットスクリューは2.0回転戻し。

・【 燃費  】を計測してみると、最悪、 23.9 [km/L]以下であった。中速域は濃いようだ。


2008.09.14(日)

スロージェット 35 38 40 42 45        
ジェットニードル
1.25゚
        FTR       FTM
クリップ         -
-
-
-
-
-
-
       
メインジェット 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・ジェットニードルの太いものを購入して交換してみた。その他の調整はしていない。
 その結果、低速域の力は少し弱くなったような気もするが、はっきりとは分からない。
 しかし、燃費はすごく良くなった。 32.6 [km/L]。

※ニードルジェットを4ランク太いものに替えただけで、それだけの差が出たのは驚いた。
 直径差はたったの0.04mm。ギクシャクしたり息付きしたりも無い。


[ジェットニードル テーパー角度変更 1.25゚→1.00゚]

・ジェットニードルの重要性が判ったので、1.00゚を7本追加購入した。
 まずは今までと同径でクリップ位置を真ん中にしたものを付けてみた。

・走行してみると今までと変わらない感じ。最高速度もあまり変わらない気がする。
 燃費を計測してみると 28.5 [km/L] (75km/hの速度で10.5km走行 、272g消費。気温は18℃くらい。)

 ※燃費は悪くなった。ツーリング巡行速度ではクリップ段数の影響が大きいことが分かった。


2008.09.18(木) 夜20時頃

入口スローエアースクリュー 1.0 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.5 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45        
ジェットニードル 1.25゚         FTR       FTM
1.00゚   EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN  
クリップ   -
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-
             
メインジェット 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・エンジン始動が少し困難。スロットルちょい開けだと始動しない。全閉で始動する。

・アイドリングから吹け上がらないというか、スロットルをゆっくり開けて、もたつきながらなんとか吹け上がる。
 回転を上げ気味にしてクラッチをつなぎ、少し走行してみると、少し走り出すと普通に走れた。

アイドリングを超えてすぐのちょっとの範囲が薄いようだ。 (天気:晴 気温:19℃くらい 風:少し)




省略


2008.09.21(日)

入口スローエアースクリュー 1.0 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45        
ジェットニードル 1.25゚         FTR       FTM
1.00゚   EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN  
クリップ     -
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-
           
メインジェット 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・スロージェットを濃い方向へ上げ、ジェットニードルは薄い方向に下げてどうなるのか試してみた。
 走ってみた感じは特に不具合はない。アイドリングは少し薄めのような気がする。

・メインジェットは、前回、薄いのか濃いのか判断がつかなかったので、濃い方に振ってみたのだが、最高速が下
 がったので、濃すぎるようだ。

・燃費は良い結果が出た。
 10.5[km]/(222[g]/0.74/1000[g換算]) = 35.0 [km/L] (天気:曇 気温:18℃くらい 風:少し)




省略


2008.10.11(土)

入口スローエアースクリュー 3/4 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 0.5 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45        
ジェットニードル 1.25゚         FTR       FTM
1.00゚   EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN  
クリップ     -
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-
-
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-
           
メインジェット 112 115 118 120 122 125 128 130 132

※いろいろと試してきたが、これから寒くなっていくので、冷間始動性を考えると低速域は少し濃いめにしておきたい。ツーリングでの安定度や燃費も考慮して、当面はこのセッティングで固定することにした。

寒冷燃費 2008.11.23(日)

 かなり寒くなったが、まだ雪は降っていない。キャブレターは10/11のままだが、問題は無さそうだ。
 オートバイフィッシングとして屈斜路湖まで行ってきた。
 行きは向かい風で+3℃平均くらい、帰りは弟子屈近くでマイナス6.6℃にもなり、帰路平均-3℃くらいかな。
 息つきなどは無く、去年のように信号待ちでエンストも無く、機関は好調という感じで無事に帰宅。
 燃費は205km走行して、6.56L補給したので、31.25km/L。(満タン計測方式にて。)
 


【 空燃比計 】による再セッティング

・サイレンサーを交換し特に不調は感じていなかったが、空燃比計で測定すると低速と高速域が濃いことが分かった。全域で理想値の14.7に近くなるように調整してみる。

・メインジェットは小さい番数を6種類購入した。ついでにジェットニードルの1.25゚と0.75゚を1本ずつ購入した。

2009.05.25(月) 18時半頃 気温9℃くらい 晴 風少し
入口スローエアースクリュー 1.0 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ               -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・スロージェットを間違って#38で組んでしまったところ、低〜低中が薄くてアイドリングが持続しない。走り出せる
 状態じゃないので組み直した。

・アイドリングでは少しだけ濃いめだが、その後からツーリング巡行速度は"16"前後で薄い。しかしそれ以降全開
 までは濃くなってきて全開では平均12.5くらい。
 スロージェットはツーリング巡行速度域にも影響することが分かった。


2009.05.26(火) 17時半頃 気温13℃くらい 北風少し強い
入口スローエアースクリュー 1.0 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ               -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・入口スローエアースクリュー を1.5回転戻しにしたが低〜低中速が薄くて回転が持続せずエンストする。走り出
 せる状態ではないので1.0回転戻しに調整した。
 低回転域では、薄いよりも濃い方が安定することが分かった。

・アイドリングで平均12.5くらい、通常域で平均15くらい、全開で平均13.5くらいだった。
 インターネット検索してみると、適正値は"アイドリング12.0、中速14.0〜17.0、全開13.0"というのがあったので、
 それが正しいとすると、大体いいところかもしれない。

※スロットルポジションセンサーの接続忘れ!
 実は入口スローエアースクリュー を1.5回転から1.0回転に変更した直後の試走で、スロットルポジションセンサーの配線コネクター接続を忘れていた。
 空燃比計では低中回転が薄い値だった。実際に走行してみてもたまーに息付きを感じるような気がした。

 それでジェットニードルを変更しようとしたところで気付いた。
 配線コネクターを接続すると、少し濃い状態に変わった。なお、全開域は変化無しだと思った。



2009.05.27(水) 7時半頃 気温8℃くらい 風少し
入口スローエアースクリュー 1.0 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ               -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・75km/h巡行速度から半開まではやや薄めになるようにしたいと思い、ジェットニードルのテーパーを浅くしてみ
 たところ、低中速以降は約11〜12くらいと全体に濃くなってしまった。


2009.05.27(水) 18時頃 気温9℃くらい 曇 風少し
入口スローエアースクリュー 1.0 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ                   -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・ジェットニードルを0.75゚テーパーで進めていきたいと思ったのだが、ビトーR&Dの在庫表を調べると、直径の太い
 ものはあと1ランク下までしかない。
・それで前回のEZTのクリップを1番上に変更してみたところ、アイドリングは良いが、2千回転くらいから薄くなり、
 空ぶかしでも回転が持続せずエンストする。
・EZTの2段目に戻そうかなとも思ったが、試しにEZRの1番上に変更してみた。

・結果はアイドリングで12〜12.5くらい、低〜中速の通常加速も問題無く、75km/h巡行速度で平均15.3くらい、
 全開平均13.2くらいだった。これでもOKの感じだが、6速70km/h以下から少しずつ濃くなり50km/hでは13ちょっ
 とくらい、逆に75〜90km/hくらいまでは少しずつ薄くなり、15.7くらいだった。


2009.05.29(金) 7時半頃  気温10℃くらい 天気曇 北風少し
入口スローエアースクリュー 3/4 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1.0 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ                 -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・中速域の値は大体次の通り。
 50 55 60 65 70 75 80 85 90 95 100 km/h
 [13〜14] [15〜16] [16〜16.5] [16] [14] [13]
 60〜90km/hまでは、薄めの省エネ混合気で、ほぼ狙い通りになった。
 95km/hからは急に濃い目になるが、巡航速度ではないので、よしとする。
 (もし、調整したい場合はメインジェット変更かな。)
 50km/h以下についても、6速巡航速度ではないので、よしとする。
 しかしスロットル開度は同じ速度にするために今までより開け気味となる。燃費への影響は不明。

・アイドリングでは12くらい、全開で13.2くらいだった。

・冷間始動時、始動するが回転が持続せずエンストする。空燃比計は、だんだんと薄くなる値を示した。スロットルを2回全開にひねり、加速ポンプを作動させて再始動させたところ回転は持続し、少し暖まったところで、低回転域は、13〜14くらいの値だった。
ゆっくり加速で走り出すと、6千回転くらいで息付きを感じたが、完全に暖まった後は大丈夫ようだ。

・当面このセッティングで様子をみることにするが、気温が10℃くらいの値なので、これから暖かくなってくると、どう変わるか、20℃以上の時に再計測してみる予定。


2009.08.22(土)
入口スローエアースクリュー 3/4 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 3/4 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ               -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

※気温が高いと空燃比は濃くなるようだ。
  気温が20℃くらいで計測してみると、巡行速度で14〜15くらいなので、もう少し薄くできそうだ。
  ジェットニードルを太いものに変更してみたところ、15〜16くらいになったので良い感じ。
  夏はこのセッティングで決まりかな。
  なお、アイドリングは12くらいなので、もう少し薄くしたいところ。

・8/23 このセッティングで早朝フィッシングに出かけたところ、13℃の地域があったが問題は感じなかった。


2009.09.19(土)
入口スローエアースクリュー 3/4 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1/4 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ                 -
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・日中の気温は20℃以下で、朝晩は10℃くらいまで下がるようになってきたので、ジェットニードルを
 春秋仕様に戻した。

・アイドリングをもう少し薄くしてみたかったので1/2回転閉めたのだが、あまり変わらなかった。
 (冷間時13以上だが、温まると12くらいになる。)

・エアクリーナーフタを外して最高速テストを行おうとしたところ、薄くて回転が上がらないので、メインジェットを
 交換した。
 旧ノーマルサイレンサーにて、120だと少し濃い目だったので、118が良かったと思われる。
 しかし、120で最高速は1〜2km/h上がったかなという結果だった。
 次回のテストのために、とりあえず112を付けた。(エアクリーナーフタを付けた状態では、かなり濃い目。)


2009.11.15(日)
入口スローエアースクリュー 3/4 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1/4 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ                 *
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132

・サイレンサー交換テストにて、エアクリーナーフタを外しても出力に大差がないことが分かった。
 エアクリーナーフタを付けた状態で適正空燃比になるように、メンジェットを戻した。



2010.06.19(土)
・朝晩の最低気温は10℃を超え、少し内陸の日中気温は20℃を超える季節になったので、ジェットニードルのみ
 夏仕様に変更した。
入口スローエアースクリュー 3/4 回転戻し 底のスローパイロットスクリュー 1/4 回転戻し
スロージェット 35 38 40 42 45                    
ジェットニードル 1.25゚               FTT   FTR       FTM  
1.00゚             EZU EZT EZS EZR EZQ EZP EZN    
0.75゚               DZT              
クリップ               *
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メインジェット 98 100 102 105 108 110 112 115 118 120 122 125 128 130 132




 
 
ジェットニードル
 
 
     低中速域ではジェットニードルの太さが重要であることが分かった。(当初はクリップの段だけで調整可能だと思っていた。)

 セッティングマニュアルによると、ジェットニードルの"切り上がり"寸法違いの種類が沢山あるようだ。ビトーR&Dに直接問い合わせてみると、すぐにジェットニードルの在庫リストをEメールで送ってくれた。
 しかしそのリストには、現在と同じテーパー角度(1.25゚)で"切り上がり"寸法の長いものは無かった。
 浅いテーパー角度(1.00゚)であれば、"切り上がり"寸法の長いものが沢山の種類がある。
 なんとなくだが、テーパー角度も薄くなる方向が良いと思って、現在付けている径を中心に、前後3種類ずつを注文してみた。
 @90EZNA90EZPB90EZQC90EZRD90EZSE90EZTF90EZU…567円/本、送料1,470円、合計5,439円


[ジェットニードルとガソリン吹き出し位置の関係]



GIF 600x350 21.8KB

 セッティングマニュアルには、ジェットニードルのストレート径やクリップ位置、テーパー角度など、混合気の影響がわかるグラフが描かれている 。しかし、何かぴんとこない。

 75km/h巡行速度時はスロットル開度が約1/2だった と思っていたが、そのセッティングマニュアルによると、ジェットニードルのストレート径は、1/2開度にほとんど影響しないことになっている。
 それなのに、ストレート径だけを4ランク変更して、燃費が大幅に変わったのはなぜ。(?_?)

 それで、構造がよく分からないと選定するのも迷うので、ジェットニードルとガソリン吹き出し位置の関係について、大体の寸法を実測して描いてみた。

 そのとき間違いに気付いた!75km/h巡行速度時はスロットル開度が1/2ではなく、約1/4〜1/3くらいだった。
 スロットルグリップの開度と、キャブレター本体の開口度は比例していないことに気付いた。

※75km/h巡行速度では、スロットル開度は3/8くらいだった。セッティングマニュアルによると、ジェットニードル段数の影響が一番大きいところ。

 
 
 
加速ポンプ調整
 
 
     大体のセッティングがまとまってきたところで、加速ポンプを復
活させてみる。

 標準では0.6mm開きだったようだが、がっぱり開いた状態で
セットしてみた。

 この状態は、75km/h巡行速度のスロットル開度付近を少し超
えたあたりからプッシュロッドが動き始める位置。

※走行してみると、まーまーイー感じ。もたつきや息付きは感じられず、急加速で力強さを感じる。

 加速ポンプが使えて嬉しー。

 しかし、セッティングマニュアルには、こんなに開いた例を書いていない。
 もっと狭めても良いかも知れない…。

JPEG 250x250 17.7KB
 
   
JPEG 200x200 10.0KB
 

  少し狭めて加速してみたところ、急加速では少しウガウガしてダメ。噴射
 量が多すぎるようだ。
  噴射し始めのタイミングは早くてもよいような気がするが、何か細工をし
 ないと、量とタイミングと別々の調整は出来ない。

  それで元のがっぱり開いた状態に戻した。

  なお、FCRにはチョーク機構が無いので、0℃くらいの冷間始動用として
 も、加速ポンプ機能を有効にしておくのが良いと思っている。
 
 
加速ポンプ噴出量制限 2009年春
 
 
     
その後、ツーリングでの追い越し時に、もたつくことが
あった。加速ポンプの噴出量が多いような気がした。
 
ヤフオクで加速ポンプのストローク調整が可能に
なるキットが出品されていた。
FCR汎用のようだが、僕の場合、キャブレター下に
余裕が無いので取付られるスペースは無い。
 
そこで固定式だが、出っ張りの少ないストローク
制限を自加工で取付してみることにした。
 
右は加工前の写真。

JPEG 300x200 12.5KB
 
 
   
JPEG 200x150 6.79KB
 

  ダイヤフラム室下カバーは、旋削で平面加工し、M4のタップ加工した。

  その部分の板厚さは約2.8mmあったが、ネジ山が抜けてしまうのが心
 配である。

  それで転造タップを使用した。アルミ鋳物に転造タップを使用するのは
 初めてだったが、大丈夫だった。
 
   
JPEG 200x167 7.70KB
 
  穴を開けてから仮組立し、加速ポンプのダイヤフラムをストロークさせて
 寸法をチェックしたところ、ゼロストローク時、旋削で仕上げた面か
 ら 9.3mm だった。フルストローク時は、同じく4.3mmだった。

  差し引くとストローク寸法は" 5mm "ということになる。

  今回は、半分の" 2.5mm "に制限してみることにした。

  ネジ頭のワッシャーは1.3mmtなので、ネジ長は" 8.1mm "となる。

  とりあえず山勘で決めた寸法だが、走行してみて、ウガウガしないところ
 を探す予定。
 
    2009年 5月
 6速の60km/hくらいで、スロットルをガバ開けしてみたが、まったくウガウガせず滑らかに加速した。
 
 
                             
 
 
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