(バイク)
 
 
 オーバーホール

 
 
購入後(中古)5年が経過し、エンジンのオイルにじみ発生をきっかけに、オーバーホールすることにした。
オイル交換、タイヤ交換などの短期定期整備以外の整備を、ここに記録することにする。

 
 
 
  オイルにじみ発生 2009年 7月

 
   
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 約21,000kmで発見。

 クランクケースとシリンダーの合わせ目のようだ。

 締め付けボルトを増し締めしてみたいが、
 カムシャフトを外す必要があるようで、
 簡単にはできない。

 すぐにどばっと吹き出すことにはならないだろうから、
 このまま冬仕舞い期間までがまんすることにする。

 なお、シリンダーヘッド関係の締め付けトルクは、
 サービスマニュアルによると、10〜42N・m。
 
 
2010年 3月

 
    オイル漏れはだんだんひどくなってきて、2009年末には、停車しておくと床にポタ落ちするほどになった。
フレームの錆びも気になってきたところだし、エンジンを降ろしてフレーム塗装もすることにした。

 
   
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 フレームとエンジンを取り付けしているボルトが緩まない!

 これは高校生の時にホームセンターで購入した、安物ラチェットレンチ
 セットに 付属していたものだが、とうとうナメてダメになってしまった。

 っていうか、基本的にはメガネレンチを使っているが、
 今までよく長持ちしたと思う。

 この際、スナップオンとかの高級品を買いたいところだが、
 この先何年使うのかと思うと、やっぱ高価なセットは買えない。
 ホームセンターで500円くらいの"トネ"の単品を購入した。
 
   
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 しかし緩まない!
 T型レンチにパイプを差し込んで延長し、トルクをかけて
 回したところ、今度は延長軸が折損してしまった。

 これも高校生時購入の安物セットで、長短2本付属していた
 が、2本共折ってしまった。

 またまたホームセンターに行って、1100円くらいの"トネ"の
 単品を購入して、やっと緩めることが出来た。
 
   
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 エンジンを降ろし、フレームからすべての部品を
 外すところまでできたが…。

 かなりバラバラで、早く復旧しないと、
 組み立て手順を忘れてしまいそうである。
 
   
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 エンジン単体では自立しない。

 安定させて整備するために、ちょっとした
 支え台を製作してみたところ、
 まーまー良好になった。
 
   
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 まずはヘッドカバーを外してみたところ。

 とってもメカニカル。

 しかし、カムシャフトは簡単に外せたが、
 シリンダーヘッドとシリンダーを共締めしている
 メインのボルトが固かった。

 エンジンそのものが移動して回ってしまう。
 誰かに支えてもらいたいところだが、一人作業なの
 で、壁と太股に挟んで押さえつけて、なんとか緩め
 ることが出来た。 ふぅー。

 (締め付けが甘くてオイル漏れしたのではないこと
 が、はっきり分かった。)
 
    それから、シリンダーヘッドとシリンダーが分離せず手こずった。
プラハンマーでコンコンガンガン叩いてもダメだったのに、タイヤレバーで少しこじると簡単に開くことができた。

 
   
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 エンジンシリンダーガスケット交換用に購入

 モノタロウで\1,728(税込)
 
   
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    ピストン上面のカーボンが予想外に多かった。ガスケットリムーバーでは、きれいに除去できず、ハンドグラインダーにワイヤーブラシを付けて、時間をかけて除去した。
鋳物肌はザラザラしてカーボンを落とし難いので、次回は予め新しいピストンを用意しておいて、ツルツルに磨いておきたいと思った。

 
   
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    シリンダーヘッドの燃焼室もカーボン付着が多かった。
バルブを外すと大変な作業になるので、この状態のまま、ハンドグラインダーワイヤーブラシ除去とした。
やはり機械加工してあるところは落としやすいが、鋳肌のところはなかなか落ちない。完全にきれいになっていないが、これで良しとした。

 
   
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 シリンダーの上面 清掃前

 シリンダー内面は傷もなく、きれいな状態だった。
 下部には機械加工(ホーニング?)の研磨後が、
 はっきりと残っていて、摩耗を感じられなかった。
 
   
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 チェーンテンショナーのパッキンが傷んでいる。

 しまった、買っていなかった。
 これのみ注文すると、送料の方が高いだろうなぁ。
 
   
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 カムチェーンテンショナーのパッキン

 エンジンのオーバーホール中に必要であることが分かり、
 これのみ取り寄せたところ、高いものとなってしまった。

 ウェビックで@\105 送料600円
 その他、銀行振り込み手数料が200円くらいだったかな。
 
   
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 カムチェーンテンショナーの蓋を開けてみると、
 ツル巻きバネが入っていた。

 そのバネの力でロッドを押すようになっていて、
 チェーが伸びると、その分ロッドが出るようだ。
 ロッド側から押しても、ロッドは縮まない構造に
 なっている。

 ツル巻きバネのところには、白っぽい粉が入ってい
 た。 何だろうと少し考えたが、グリスが乾いてしまっ
 たのではないだろうか?!
 バネは滑りよく動くのが良いだろうから、
 シリコングリスを詰めておいた。

 それからフタの取付ネジはM4x10Lの簡易メッキ品
 だったので、手持ち在庫のあったチタンに取り替え
 た。
 
   
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 取り外した
 ガスケットパッキン

 特に傷んでいるところは
 見当たらない。

 これを新品に取り替える
 だけで、オイル漏れは
 止まるのか!?
 
   
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 エンジン
 シリンダー
 ガスケット

 662円

 1,470円
 
   
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 エンジンヘッドカバー用に購入

 モノタロウで\1,746(税込)

 実際に使用する量は、ほんの少しだけ。
 
    トルクレンチ

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テキトーに組み立てて、すぐにオイル漏れを起こしたらいやなので、サービスマニュアルに従って適正トルクで締め付けしたい。

今回のシリンダー廻りのトルクは、1kg・m〜4.2kg・mである。

トルクレンチを購入しようと思ったのだが、信頼性が高そうで、1本で広範囲に使える仕様のものは見当たらないし、この先、滅多に使わないと思うと、なかなか買えない。

そこで、手近にあったバネ秤を利用することを閃いた。
幸い5 kgと10kgのバネ秤があった。

以前ホームセンターで購入した外径φ25、内径φ23のアルミパイプがあったので、50cmにカットして、丈夫紐を付けた。
ラチェットレンチ、メガネレンチ、六角レンチに差し込むことができて意外と使える。

アルミパイプとバネ秤が直角になるように気を付けて、サービスマニュアルの値の2倍まで引っ張ればよい。
バネ秤は吊り下げ用を横引きするので、多少の誤差はあると思うが、十分使えると思っている。


[タペット隙間記録]
 シリンダーヘッドを組み立て、カムシャフトを締め付けたところで、タペット隙間を確認した。

       ↓(吸気)
 0.10mm● ●0.12mm

 0.20mm○ ○0.20mm
       ↓(排気)

 サービスマニュアル許容範囲内であった。ほぼMin隙間だったので、新品時から減っていないと考えてよさそう。

 
   
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 フレーム塗装

 自分で塗るのは大変
 なので、市内のプロに
 依頼して2万5千円。

 (自分でやるには、
 場所と時間が必要。
 特に冬仕舞い期間は、
 暖かい場所が必要。)

 これでまた5年は
 大丈夫かな。

 なお、オイルクーラー
 カバーと右ステップ
 取付部品は黒だったが、
 フレームと同色にしても
 らった。
 
   
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 ハンドル支点のナット購入

 分解時、32mmのレンチが無かった。
 手持ちのモンキーレンチは30mmまでしか開かなく、
 パイプレンチで回したところ、ナットに傷が入って
 しまった。

 大したことではないかもしれないが、
 汚点が残るようでイヤだ。
 他の純正部品購入ついでに買ったのだが、
 意外に高かった。ウェビックで\777

 なおこの際なので、ソケットレンチも購入した。
 モノタロウで\920
 
   
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 エンジン取付ナット

 なめり気味だったものがあったので、新品に取り替えた。

 純正部品をウェビックで購入
 09159-10058 @\178
 08319-31087 @\115

 新品はピカピカできれいで嬉しい。
 各2個ずつ購入したのだが、全部取り替えればよかった。
 
   
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 エンジンを付けて、タイヤを付けて、これで移動できる
 ようになった。

 ここまでやっておかないと、車庫に乗用車をしまえな
 いので困る。

 [失敗談]
 あれっ、フロントフォークのブーツを入れ忘れた。
 もう1度、フロントフォークを外すことに…。
 
   
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 やはり忘れているというか、元の状態を記憶して
 いないところが時々あり、サービスマニュアルで
 調べる。

 ・クラッチワイヤーはどこを通す?
 ・ドライブチェーンのガイドローラーは大小2種類ある
  が、どっちがどっち?
 ・バックボーンに付けるタンク受けゴムの取付位置は
  どのへんだった?
 ・プラグコードコイルの取付向きは?
 
   
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 2010年 4月29日

 なかなか進まない。
 今日はここまで。

 次回は配線作業の予定。
 
 
リヤサスペンションのバネ調整

 
   
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 左は元の状態

 右は変更後
 
    リヤサスペンションのバネは、フレームの中に入っているので、簡単に調整出来ない。
重たいリヤボックスを積んで出かけることが多いので、この機会に固くなるように変更したみた。

結果、足つきが悪くなったかもしれない。

 
 
その他のパーツ交換

 
   
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 クラッチワイヤー

 1,733円

 前回は2008年春に交換。
 2年間使用して、特に不具合は
 無かったが取り替えておいた。
 
   
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 スロットルワイヤー

 4,568円

 今まで交換したことはなかった
 ので、特に不具合は無かったが
 取り替えておいた。
 
   
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 シフトペダルの先のゴム

 200円。(MCコーポレーション)
 2008年末に買って温存していたが、今回取り替えた。
 
   
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 後ろブレーキペダルを
 外したところ、
 オイルシールの
 欠け発見。
 
   
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 ウェビックで@\147
 両側なので147x2=294円

 取り外したものは金具入りで3mmt
 今回届いた新品はゴムゴムで2.5mmt

 対策変更したのかな。
 
 
試走行

 
    やはり、配線のやり直しに時間がかかった。
全組み立て後の、ちょい乗り試走行は5月5日の午後になってしまったが、幸い天気が良くて温かく、コッタロから鶴居を一周りして90km走行した。

エンジンオイルを全合成油にしたためか、スロットルやクラッチをメンテナンスしたためか、燃焼室のカーボンを掃除したからか、気のせいかもしれないが、軽やかになった気がする。

所々で停車し、オイル漏れをチェックしたが、漏れは確認できない。最後は全開(82h km/h)で2〜3分回してみたが、漏れはない。大丈夫なようだ。 良かった!一安心。 今後2万kmまたは5年間は保ってほしいなぁ。


 
 
 
 
ガソリンタンク塗装 2011年春

 
    凹みや目立つキズは無いが、□1mm〜2mm程度の塗膜剥がれが数ヵ所あり、気になってきた。サビてはいないが、地肌が出ているように見える。全体に細かいキズもあるし、冬じまいの期間で塗装してもらうことにした。

今の色合いは気に入っているので、色合いはそのままで、デザイン(デカール)は控え目の「DJEBEL」にすることにした。最終モデル1つ前の「DR250RXK5」のものがよい。

 
   
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タンク用シール 68111-13E00-YGU エンブレムフユ-エルタンク

SUZUKIと入っているので、「どこのメーカーのバイクですか?」と聞かれることは無くなるだろう。


 ウェビックで
 @1,102円
 
   
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 ついでにガソリンコック取付部のゴムパッキンも新品に交換しておく。

 ウェビックで \147
 
   
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 同上コック取付ボルトのワッシャー

 ゴムをコーティングしてある特殊なタイプ

 ウェビックで @\63
 
   
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 ガソリンコック内部構造

 外したついでに撮影しておいた。
 単純な構造だった。
 
   
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 仕上がったものを受け取り、取り付けてみると…。

 なんか濃いような気がする…。
 以前の写真と見比べてみるとやっぱ濃い。
 前フェンダー、ホイールとの色バランスがかなり悪い
 気がする。
 RXK5の標準色に間違ったのではないか!?
 
    現在の色名は、パーツカタログを見ると、
 DR250RXY…「キャンデイグランドブルー/スペシャルホワイト(N9J)」になっていた。

 DR250RXK5は「スズキディープブルーNO.2/スペシャルホワイト(ACM)」になっていた。

その色名をインターネットで検索してみると、「バイクペイント.COM」というところを見つけ、
キャンディ色は普通のものじゃないことが分かった。
下地にシルバーメタリックを塗り、その上にクリヤーブルーを塗るらしい。
透き通ったアメ玉のイメージ。
今までぜんぜん気が付かなかった。
幸い、ウレタン塗料のみ販売されていて、燃料タンクを塗る分の少量だけの販売があった。
通常のウレタン塗料よりも、かなり高い気がしたが、間違いなさそうだったので、これを購入支給して、塗り直してもらうことにした。
(せっかくピカピカに仕上げてもらったのだが、ここでやっておかないと、すっきりしない気持ちのままになってしまうのがイヤだ。)

 
   
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 キャンディーグランブルー(S4-465)
 250g塗料セット 6,090 円
 送料 1,440 円
 合計 7,530 円

 下地は「黒」塗装指定されているが、黒色塗料は含
 まれていない。
 最終上塗りクリヤー塗料も含まれていない。
 
   
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 今度はOK!

 そうそう、こんな感じの色合いだった
 という感じ。

 塗装してくれた人の話だと、かなり難しかったとの
 こと。
 おかげさまで、新車みたいになりました。
 艶々でワックスを塗るのが嬉しい。
 
 
 
 
発電関係の予防保全 2011年7月10日

 
    皆様のブログなどで、ステータコイルがダメになる記事を見て気になっていた。
走行距離や、あたりはずれもあるようだが、はっきり分からない。
今夏、長距離2週間以上の旅を計画したが、もし途中で発電しなくなったら…と思うと心配である。
部品代は高いが、予防保全として、交換しておくことにした。
純正パーツはすべてウェビックから購入。

 
   
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 ステータアッシ
 32101-13E02
 \25,410
 
   
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 レクチファイヤアッシ
 32800-13E10
 \15,435

 ※届いた物は末番号が違う。改良版か?!
 
   
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 ガスケット、マグネトカバー
 11483-13E00
 \703

 クランプ、マグネトリード
 32371-13E10
 \189
 ※RXYとRXK5のパーツリストを見比べると、
 末番号が違っていたので、RXK5の番号で
 注文したのだが、ブツを見比べると、違いは
 分からなかった。
 
   
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 ガスケット、5.8x13x1.2
 09168-06023
 \105 ×2 = \210

 Oリング、D:2.6、ID:69.6
 09280-71004
 \735

 Oリング、D:3.1、ID:24.4
 09280-25002
 \147

 ←ガスケット、パッキン類は、予備として2倍の数量を
  注文した。
 
   
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 カバーを開けたところ、大量のエンジンオイルが
 出てきて焦った。
 ステーターコイルがエンジンオイルに浸かっている
 とは知らなかった。
 エンジンオイルは、ほとんどが出てしまった。
 オイル交換後、659kmしか走行していなかったので、
 もったいなかった。
 
   
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 ステータコイルはカバーに
 ネジ止めされている。

 パッキンをきれいに剥がすのが
 一苦労だった。
 シリンダーガスケットを交換した
 時の、ガスケットリムーバーを吹
 きかけたが、あまり効果がなかっ
 た。
 
   
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 新品と取り外し品を見比べたが、違いは分からな
 かった。
 
   
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    ↑あれぇー、オイルストレーナーの位置が変じゃないの!メーカーの組み立てミス?
ストレーナーを抜いてみると、少しゴミがあったので、掃除してから正しいと思われる位置に収めた。
 
 
今回のパーツ交換前の距離は31,489km。外したパーツは、とりあえず大事に保管しておく。
 
 
 
 
クラッチ交換 2014年 1月〜3月

 
    カバーボルトをアルミ(ジュラルミン)に変えようとしたろ、ボルトを根本から折ってしまった。 (T_T)
(詳しくはステンレスボルト化のページ参照)
折れた埋まっているボルトを取るためには、クラッチカバーを開けなければいけない。
この機会にクラッチ交換をすることにした。

 
   
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 クラッチカバーを
 開けた状態
 
   
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 交換部品はウェビックから通販購入

 ドリブンプレートとスプリングは念のため購入し
 た。

 21481-13E00 スプリングクラッチ
 \189 × 5 = \945(税込)

 21451-13E10 プレ-トクラッチドリブン
 \556 × 6 = \3,336(税込)

 21442-31E00 プレ-トクラッチドライブ
 \1,029 × 1 = \1,029(税込)

 21441-31E60 プレ-トクラッチドライブNO1
 \1,029 × 6 = \6,174(税込)

 11482-13E00  ガスケットクラッチカバー(NA)
 \987 × 1 = \987(税込)

 合計12,471円
 
    [ クラッチ板摩耗度 ]

取り外した板をマイクロメーターで任意の1点を測定してみた。
3.044mm 3.043mm 3.040mm 3.012mm 3.031mm 3.006mm 3.024mm
サービスマニュアルによると使用限界は2.6mmなので、まだ使える。
新品を測ってみると…
2.967〜2.984mmだった。 あれっ、新品の方が薄い! オイルで膨張するのか?仕様変更?

金属プレートも同様に測ってみた。
1.595mm 1.597mm 1.593mm 1.594mm 1.593mm 1.593mm
新品は1.591〜1.593mmだったので交換する必要はなかったようだ。


[ スプリングのへたり? ]

外したものをノギスで適当に測ってみた。
40.2mm 40.1mm 40.1mm 40.0mm 40.0mm
サービスマニュアルによると使用限界は40.0mmなので、ギリギリ使えたのか。
新品は40.3mm〜40.4mmだった。


[ オイルシール ]

分解したついでにオイルシールはすべて交換しておくのが無難である。
 (後で面倒なことにならないように。)

 09283-20044 SEALOIL 販売価格(税込)315

 09285-10004 オイルシ-ル10X17X5 販売価格(税込)115

 
   
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 キックアームのゴム

 ゴムパーツは経年劣化ひび割れになる可能性が高い
 ので、この機会に新品に替えておく。

 意外に高かった。
 26312-14D00 カバーキックスタ-タレバー
 販売価格(税込)451
 
   
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 左のガスケットリムーバーは前回使用したものだが、剥がし力に
 不満があった。
 残りが少なくなっていたので今回は少し高価なものを使用してみた。
 モノタロウで2,880円(税別)

 ところが…塗膜まで剥がれてしまった。
 実はクラッチカバーをガンコート塗装しようか迷っていたのだが…。

 なお、ガスケットの剥がし力は、大差を感じられなかった。
 吹いては少し剥がしてを何回も地道に繰り返すしかないようだ。
 
 
クラッチカバーのガンコート塗装検討

 
    クラッチカバーのガンコート塗装検討

ヤフオクでブレーキをガンコートしてもらった「FUKUZOU PAINT」に問い合わせしてみた。
ついでにキックアームも一緒でいくらですか?→2万円。

うーん、新品ならいくらするのか気になったので、ウェビックに見積もってもらった。

SUZUKI 品番[ 11340-13E00 ] カバークラッチ 定価 \13,545(税込)→セール価格12,867円

SUZUKI 品番[ 16512-12E00 ] キャップオイルフィルタ 定価 \1,260(税込)→セール価格1,197円

SUZUKI 品番[ 09263-09001 ] ベアリング9X13X10 定価 \409(税込)→セール価格388円

SUZUKI 品番[ 09263-12024 ] ベアリング12X16X10 定価 \430(税込)→セール価格408円

キックアーム単体の塗装費は分からないが、新品買う方が安いじゃん!
奥のニードルベアリングが外せないし、ガンコートはやめて新品を買うことにした。

 
 
奥のニードルベアリング取り外し不可能

 
   
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 特殊工具を製作し、ひっぱり出そ
 うとしたのだが、材料が負けてし
 まった。

 もっと硬い材料ならどうかと
 考えたが、ベアリング交換可能な
 設計になっていないのでは!?
 と思い諦めた。
 
 
小物のガンコート塗装

 
   
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    その後、「AT'S_GARAGE」というところを知り、キックアーム他の小物を、ガンコートとパウダーコート塗装してもらった。ツヤツヤピカピカで嬉しい。

 
   
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 クラッチカバー他、右側が新車みたいになった。

 来年は左側をやりたい。



 [ クラッチ交換後の走行フィーリング ]

 つながりや、きれ具合などが良くなったかというと、
 何も変わらなかった印象である。
 約4万5千km走行で交換したのだが、最近はラフ
 な運転やチョイノリをあまりしないためか、意外と
 長持ちすると思った。
 
                             
 
 
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