(バイク)
 
 
 電熱インナージャケット 2010年10月

 
 
ウェビックから通販購入した。10周年記念セールで少し安かったのでラッキーだった。
KLAN クラン HOTインナージャケット 2010-2011秋冬カタログ掲載モデル サイズ:S \21,546

右下の写真は僕じゃぁない。
取扱説明書には仕様に関することが掲載されていなかったので、消費電力などを忘れないように、japex.netのホームページからカタログをコピーしておいた。


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    実は春に買おうと思ったのだが、売り切れになっていて、やっと入手できたという感じ。
秋〜初冬の時期、朝夜はマイナス気温になることが多い。それなりに着込むが、マイナス気温で30分以上走行すると寒さが辛くなってくる。
腰下よりも上半身の寒さを感じていたため、電熱服を試してみることにした。

僕のサイズは通常Mなのだが、イタリア製のためか大きめなので、サイズを1つ下げるのが良いと誰かのブログで知った。
Sにして正解だった。ちょうどよい。


[ 使用感 ]

10月29日早朝、屈斜路湖に向け、薄暗いうちに出発したところ、鶴居の少し前でマイナス5℃となった。
熱線が入っていることは部分的にたまーに感じる程度で、全体に温かいとは感じなかった。
しかし、今までのように上半身が寒いという感じはなかった。1時間以上走行していると、今度は足のつま先が冷たいという感覚になった。

帰路は6〜7℃くらいあり、上半身全体に電熱を感じ、温かいと思った。なかなかよい。


※発電量が足りない!

鶴居の温泉で入浴後は日没となり、日の短い今時期はすっかり暗い。
気温は0℃前後になっていたので、グリップヒーターのスイッチを入れたところ、あれっ、グリップヒータースイッチのLEDが点灯しない!よく考えると、グリップヒーターは電圧が低いと、電気が入らないようになっている。
メーターに付けている電圧計を見ると 11.7V 前後だ。やばい、発電系のどこか壊れたのかも?!
ヘッドライトをロービームに切り替えると電圧は 13V 近くまで回復した。
ハイビーム時は補助ライトを点灯するようにしていたので、発電量が足りなくなるようだ。

ヘッドライトHi 60W + PIAA補助ライト 55W + テールランプ他 10W未満(だと思う) + 電熱インナー 50.4W
 合計175.4W
                               (グリップヒーターは ?W)

ジェベルの発電量は、サービスマニュアルによると、最大 200W /5000rpm。

足りると思っていたのだが、:現実は足りない。発電能力ダウンや故障ではないと思うが…。
発電量を上げることは簡単に出来ないと思うので、補助灯をON・OFF可能にするスイッチを付ける必要がありそうだ。

 
 
ズボン購入 2012年10月

 
    ゴールドウィンのズボンが思ったほど温かくないと思ったので、電熱ズボンも購入することにした。
GT商会から通販購入。
@KLAN ホットインナーパンツ チャコールグレー XS-S 16,447円
AKLAN Y字ケーブル 1,365円

今回も消費電力などを忘れないように、japex.netのホームページからカタログをコピーしておいた。

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[ 使用感 ]
11〜12℃くらいで試運転してみたのだが、はっきりと暖かさを感じるので、なんだか嬉しい。別売りのY字ケーブルにて、上下を接続していたのだが、上(ジャケット)の暖かさはほとんど感じなかったほど。
それで、釣りをして温泉から出ると真っ暗になっていた。この時期は日没が早い。
帰り道は8〜9℃くらいで、しばらくすると温泉で温まった体も寒くなってきたので、電熱服に通電ON。
グリップヒーターもON。
ところがあれれっ、電圧がどんどん下がってくる。
グリップヒーターは規定電圧以下になり、自動OFFになった。
その後もじわじわ電圧が下がり、12.2Vで安定した。エンジン回転数は4〜5千回転/分で巡行速度である。
おそらくバッテリーに充電も放電もされていない状態だと予想する。
次に対向車が来ない時にハイビームに切り換えてみると、電圧はじわじわ下がり始めた。
11.8Vまで下がったところで、対向車が来たので、ロービームに切り換えたところ、じわじわと上がり、12.2Vで安定した。
ハイビームはワット数が少し高いので、微妙に発電量が足りなくなるのだろう。

ジャケット50.4W + ズボン45W +ヘッドライト(Lo)55W +テールライト他10Wとして
合計160.4Wなのだが…。

そうこうしているうちに市内に入り、信号待ちになった。すなわちアイドリングでエンジン回転数は1200〜1300rpmくらい。発電量が下がるためだと思うが、電圧がどんどん下がってくるので、電熱服の電源を切った。

うーん、 別売りでレギュレーターという無段階の温度コントロールスイッチがあるので、とりあえずそれを使用してみることにする。温度設定を少し下げれば消費電力を抑えられると思う。
ウェビック通販で4,424円

[ 2012.11.11 ]
早朝出掛け、気温は1〜3℃だったが向かい風で寒かった。
ヘッドライトオフで、グリップヒーター100%オン、電熱ウエアー上下100%オン。…電圧は14.0〜14.2Vで安定した。
(ゴールドウィンの高額ウエアーとの組み合わせのためか、なかなか温かい。このまま稚内まで行けそうな気分。)
しかしやはり、信号待ちで電圧がどんどん下がる。グリップヒーターは自動オフがあるのに、電熱ウエアーをいちいちオンオフするのは面倒である。電圧検出自動スイッチを自作することにする。


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[ 電流実測 ]
自動スイッチを自作するにあたり、家庭内テスト用電源を入手したので、電圧を変化させて電流値を計測してみた。

V 上[A] 下[A] 上下[A]   備考
12.0 3.32 3.03  6.28 12x6.28=75.36 [W]
12.5 3.46 3.15 6.52  
13.0 3.57 3.29 6.74  
13.5 3.66 3.42 6.99  
14.0 3.81 3.54 7.20 14x7.2=100.8 [W]
14.5 3.94 3.65 7.35  

12.0Vではカタログ値より少し低い消費電力だが、実走行に近い電圧(14V)では、やや高い消費電力だった。


今度はヘッドライトを測定してみた。ランプバルブはVESTECのHID-R H4 60/55Wを使用。
V Lo[A] Hi[A]  備考
12.0 4.67 5.18 12x4.67=56.04 [W] 12x5.18=62.16 [W]
12.5 4.78 5.30  
13.0 4.89 5.42  
13.5 5.00 5.54  
14.0 5.11 5.66 14x5.11=71.54 [W] 14x5.66=79.24 [W]
14.5 5.21 5.78 14.5x5.21=75.55 [W] 14.5x5.78=83.81 [W]

やはり実走行に近い電圧(14V)では、高い消費電力だった。

 
 
レギュレーター使用結果

 
   
12月 2日(日) 鶴居温泉に行ってきた。
寒そうで億劫だったが、せっかく買ったレギュレーターを試したい。
片道30〜40分くらいの道のりだが、気分は体感テスター。
気温は-1〜-4℃だったが、路面はすべてドライだった。(凍結していたら引き返すつもりだった。)

さて、少し走ると寒さを感じてきたので、冷え切る前にスイッチオン。とりあえずボリュームは半分くらいにしてみた。
ところが、うーん、やっぱそうか。オンオフを長い周期で繰り返す。計測していないが、2〜3秒くらいかな。
12Vになったり14Vになったり、電圧計を付けているので、はっきりと分かる。
グリップヒーターも併用していたのだが、グリップヒーターは電圧低下で自動オフ、電圧が上がると自動オンするので忙しない。
ヒーターという目的からすると、長周期でオンオフすることは問題ないはずだが、不安定な感じがして使いたくない。
PWM方式で自作することに決定!

 
   
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 レギュレーター分解

 よく分からないけど単純なRC制御かな?!
 基板の裏側にも少しの部品が付いているようだが、
 詳しく調べなくてもいいや。


 FETとワンチップマイコンでPWM制御するスイッチを
 作ることにする。
 
   
PWM方式の制御を少し考えてみる…。
ハードは簡単に作りたいから、ボタン1個でオンオフと通電度の選択もやりたい。

まずは部屋内で電熱ズボンを着用して、通電度テストをしてみた。
電源を電流制御モードにして、0.5Aずつ上げていったところ、温かさを感じてきたのは、2.5Aから。
 その時の電圧は10.0Vなので、消費電力は25W。
 3.0Aでは12.0Vだったので36W。(まーまー温かい。)
 3.5Aでは14.35Vだったので50.2W。(かなり温かい。)

その結果よりPWMは、50%、75%、100%の3段切り換えでやってみることにする。(電圧は約14V一定として。)

 ・ON(100%)→75%→50%→OFF→繰り返し
 ・LED赤→LED黄→LED緑→LED消灯
 ・元電圧が12.3V以下で自動OFF。(LEDは点滅) 10秒後に電圧チェックして14.0V以上なら自動ON。

上着とズボンはY字ケーブルで接続せずに、それぞれ単独のスイッチにする。
スターウォーズのエックスウイングのように、適正なエネルギー配分ができるようにしたい…。

 
   
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 2015年11月

 釣りのフローター使用時に、電熱ズボンを使用する
 ことを思いつき、電線を長いものに取替るため、
 基板をケースから外した。

 動作をよく観察してみると、数秒間隔でオンオフを
 繰り返す、タイマー制御のようだ。

 
 
自作PWM制御 2017年秋

 
    Newメーターパネルに電熱服PWM制御を埋め込むように設計したのだが、Newメーターがなかなか完成せず、このたびやっと出来た。
秋の早朝、数℃の気温で使用してみると快適である。 アナと雪の女王の「少〜しも寒くないわ!」という感じだ。 逆に暖かくし過ぎると眠くなってくるのでヤバイ。

 
   
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 しかし、シートに埋め込んだコネクターが外れやす
 い問題があった。
 暖かくなくなったなぁと感じはじめると、コネクターが
 外れている。
 せっかく快適だったのにがっかりする。
 それで走行中に外れ難くする金具を製作した。
 
   
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 [ 結果 ]

 かなり改善されたが、完璧では
 なかった。

 伝熱服側の電線が短いのが
 問題なのかも知れない。
 
   
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 FETはシート下に設置
 
   
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 ちなみにFETを取り付ける金具は、プレス加工の型を製作し、
 バイスに挟んで曲げ加工した。
 φ20mmのフレームにピッタリ合うようにした。
 
 
つま先用電熱追加 2018年秋

   電熱服で全身が快適になったと思ったが、足先が冷たくなる。 厚手のくつ下にしてもだめだ。
   シモヤケになるほどではなく、がまんできるのだが、ヒートトゥウォーマーを買ってみた。
 
   
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 意外と高価だ。
 安売りするのを待って購入した。

 2018年 2月 ナップス通販

 HEATECH ヒートトゥウォーマー
 10,125円(税込)
 
   
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 コネクターはクランのものとよく似ている。
 あちらの規格で共通なのかなと思いながら差し込んでみると…
 微妙に入らない。 よく似ているが違うものだった。
 それであまり大きな電流じゃないので、ラジコンサーボ用のコネクターを
 使用することにした。
 
   

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単品使用不可となっていたので、メーカー純正のコントローラーなしでちゃんと使えるのか少し不安だった。
本来は電熱パンツと合体させて使うようだ。
しかし今の他メーカーパンツはちゃんと使えているので、買い直すのはもったいない。
12V仕様なので、たぶん大丈夫だと思ってやってみたら、やはり大丈夫だった。 単品使用不可の理由は、たぶん過電流防止制御関係だろうと思う。

ところで「クラン(KLAN)」は現在販売されていないようだ。 たぶん日本の代理店が扱いをやめたのだろう。 理由は分からないが。

制御は電熱パンツと共用とした。 (単純な並列接続)


[ 使用結果 ]

温かさは感じない。 しかし冷たくない。
ある時、右足先だけ冷たくしびれた感じになり、停車して確認したところ、コネクターが抜けていた。 すなわち十分な効果があることが分かった。 これはイー!


[ 電力バランス ]

秋の早朝、釣りに出掛けるのは4時半から5時くらいなのだが、その時期だと、日の出1時間前くらいである。 すなわち1時間くらいはヘッドライトを点ける必要がある。
気温は0℃前後で少しマイナスになることもある。
グリップヒーター、電熱服上、電熱服下(つま先ヒーター点き)を最大にしたいのだが、そーするとバッテリー電圧がみるみる下がっていく。 発電量が足りないことが分かる。
それで、各FETの出力設定を「中」に下げて使用する。
バッテリー電圧は、じわりじわり下がっていくが、日の出まで持つ。 日の出後にヘッドライトを消灯すると、バッテリーは充電状態になり、比較的短時間で満充電になる。

ヘッドライトを点けなければ、電熱関係すべて100%出力でも、まったく問題ない。
ヘッドライトのH4バルブをLEDに変えようかな!20〜30W下げられればかなり改善されると思われる。
しかし、購入しようと検索したところ、放熱フィンが大きく、今の位置だと収まらないかも知れない。 また、沢山のメーカーがあり、いろいろな種類がある。 じっくりと検討する。

 
                             
 
 
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