(バイク)
 
   
 簡易燃費計測

 
   
 今までは満タン法にて時々燃費を計算していたが、クランクケース内減圧テストや、キャブレター調整に伴い、簡易的に燃費を計測する容器を作成した。

 短距離の場合、まーまー正確に計測できるはずである。

 
   
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 家から10分くらいのところ
 に長い直線道路があり、
 約5km地点で
 Uターンする。
 
   
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    計測方法

@ ガソリンタンク下のコックから、キャブター行きのホースを外し、製作したペットボトル容器にガソリンを入れる。

A その容器の重量を計り、メモしておく。

B ペットボトル容器をガソリンタンクへテープ等で押さえ、その出口をキャブレターへ接続する。

C トリップメーターをゼロにリセットする。

D エンジンを始動し、適当な距離を走行する。
  (いつものところは家から10分くらいに長い直線道路があり、片道約5kmでUターンし、約10kmの距離を計測す 
   る。トリップメーターは10.5km。)

E ペットボトル容器を取り外し、重量を計り、メモする。

F 走行距離とガソリン消費重量から、燃費を計算する。

※ 比較テストを行う場合は、急発進や急加速を行わないことはもちろんのこと、一定速で出来るだけ同じ走り方をするように心掛けている。

 
   
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 計算例は次の通り

 ・10.5kmを286g消費した場合。
 ・ガソリン比重は0.74として。

  10.5 [km]/(286 [g]/0.74/1000 [g換算])
  = 27.17 [km/L]


←この秤は料理用の安価品で、100〜500g間は
 2g単位であり、あまり正確ではないが、
 まーまー使える。
 たとえば2g違っていて288gだったとして
 26.98 [km/L]
 0.2km/Lくらいの差である。
 
 
金具の工作

 
   
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    ホース接続口はアルミで旋削製作した。パッキンは0.5mmtテフロンを使用したが、問題無く使用できた。

 
 
アイドリング燃費 2008.09.14

 
    アイドリングでは、どれくらいのガソリンを消費しているのだろうか?
燃費計測容器を製作したので測ってみた。

気温は21℃くらい、風はやや強い、天気は晴れのち曇り。
エンジンの油温は55℃でスタート、回転数は1250〜1350rpmくらい。

15分ちょうどのガソリン消費量は 52g だった。(1つの参考データーとして15分後の油温は81.8℃に上昇。)
ガソリンの比重を0.74とすると、52 [g]/0.74/= 70.27 [mL]

281mL/時 ということになる。

たとえば、1分の信号待ちの場合、4.7mL くらいということになる。

" 1分で 5 cc "と覚えておくことにする。

2010年 8月 追記
大したことないと思っていたが、計算してみると意外に影響することが分かった。
たとえば10kmごとに1分間の信号待ちがあったとして、
ガソリン使用量がアイドリングストップ有り200gと仮定する。アイドリングストップ無しが203.5gだったとすると、
燃費はそれぞれ37.04km/Lと36.4.km/Lとなる。
実際に100km走行する間に、10回以上の信号待ちがあったとすると、あてはまるかもしれない。
信号待ちが長そうな時は、アイドリングストップするのがよいと思う。

 
 
ヘッドライト点灯燃費 2008.09.22

 
     発電機に負荷がかかると、燃費に影響するような気がする。自転車で考えると、ダイナモ発電機でライトを付けるとペダルが重たくなるので。

 グリップヒーターも電力を喰うので、両方オンした場合と、オフした場合を比べてみる。

 ヘッドライト点灯とグリップヒーター最大出力にて、10.5km走行の比較計測してみた。

 ※結果は変わらなかった。


 
 
秤 更新 2009年 6月

 
   
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  今までの秤は2g単位だったので、1g単位のものに
 更新した。
  ホームセンターで2千5百円くらいだったかな。

  精度の安定度は分からないが、目安としては十分使
 える。

  なお、液晶表示部は本体内部へ格納できるようにな
 っていて、持ち運びや保管性がよい。
 
 
巡行速度と燃費の関係 と 空燃比と燃費の関係 2009.06.20

 
     理想空燃比は14.7で、混合気を薄くすると燃費が良いらしいが、250cc単気筒オフロードの場合、風圧とトルクの関係からスロットルが開け気味になる気がする。
 薄くするとパワーが落ち、スロットルを開けるので、結果的には燃費が悪いのではないか?

疑問に思ったので、各1回ずつだが巡行速度と空燃比を変えて計測してみた。


・15時50分〜 天気:曇→霧→霧雨 風:南風少し 気温:11〜12℃

・スプロケットはノーマル状態。(14T/42T)

・キャブレターのセッティングは2009.05.29の状態。

@ 75km/h巡行 空燃比平均約15.5 … 34.1km/L (ガソリン消費重量226g、トラック追い抜き1回あり)
A 85km/h巡行 空燃比平均約15.2 … 29.3km/L (ガソリン消費重量263g)

-----ジェットニードルのみ変更 EZS1段→EZR1段-----

B 75km/h巡行 空燃比平均約14.3 … 33.0km/L (ガソリン消費重量233g)
C 85km/h巡行 空燃比平均約14.6 … 29.3km/L (ガソリン消費重量263g)


・走行距離はNewメーターより 10.4 [km] として燃費計算。
 10.4 [km]/(○○○ [g]/0.74/1000 [g換算]) = ○○.○ [km/L] (小数点第2位を四捨五入)


[考察]

※@Aを比べてハッキリと分かったが、
10km/hの速度差で約5km/Lの燃費差は大きい。これほど差があるとは
 思わなかった。(ちなみにスロットル開度は75km/h巡行で35%、85km/h巡行で45%くらい。)
 なるほど、早朝に早く釣り場に着こうとして燃費が良くなかった時があった。(といっても30km/Lくらい)

※@Bを比較すると、
薄い方が燃費が良いという結果だった。
 しかし、AとCでは燃費が変わらない。やはりそのあたりの速度になると、風圧抵抗とエンジンパワーが関係してくるのかも知れない。


 
 
スプロケット変更と燃費の関係 2009.06.27

 
    ☆75km/h巡行速度にて、エンジン回転数の違いが燃費に影響するのかテストしてみた。

・16時〜17時半 天気:晴時々くもり 風:西少し 気温:21〜18℃

・キャブレターのセッティングは2009.05.29の状態。

Fスプロケ
[歯数]
Rスプロケ
[歯数]
エンジン
回転数[rpm]
ガソリン
消費重量[g]
燃費
[km/L]
空燃比
(平均)
備考
1 14 42 約4900 213 36.1 約14.7 追い抜き1回
2 15 42 約4600 208 37.0 約14.6 後半70km/h渋滞
3 15 42 約4600 206 37.4 約14.6 追い抜き1回
4 13 42 約5300 223 34.5 約15.0 順調走行


※2と3は同じセッティングである。良い値が出たので、確認のため再計測した。
※行きは向かい風、Uターンして帰りは追い風となり、スロットル開度に少し差が出たが、空燃比は
  ほとんど変わらなかった。


[考察]

※前回の@と今回の1は同じセッティングである。燃費約2km/Lの差は気温の影響だと思う。
  
気温が高い方が燃費が良い。空燃比は前回よりも低い値になった。

※これから気温が高くなっていくはずなので、空燃比はもう少し薄くできそうである。
  更なる燃費の向上が期待できるかもしれない。


 
 
実走行燃費(満タン法) 2009.06.28

 
     燃費向上のコツが分かってきたので、実践してみた。
 フィッシングツーリングとして、
 まりも国道の阿寒湖経由でチミケップ湖→フォレスター(温泉)→津別峠(展望台)→弟子屈→標茶経由→帰宅

 280.9km走行で7.12Lの補給だったので
39.5km/Lの燃費となった。
 今日のガソリン単価は121.8円/Lだったが、千円で約130円のおつりとなる。嬉しい。

 ・スプロケットは15T/42T。
 ・条件はまーまー良かった。往路は14〜15℃無風で帰路は約20℃で横風または追い風少し。
 ・巡行速度は70〜75km/hを心がけた。
 ・下り坂の勢いなどで80km/hを少し超えてしまったのは数回程度。
 ・60〜70km/hの車に追いついてしまった場合、抜かずにそのペースに合わせて走行した。

 ※走行速度を抑えたのが燃費向上にかなり効いたと思う。


 
      フォレスター駐車場

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    津別峠展望台からの屈斜路湖

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実走行燃費(満タン法) 2009.07.05

 
     フィッシングツーリングでの記録。
 出発時は14℃くらいの霧で少し寒かった。帰路は25〜17℃で晴れ時々曇り、風は少し。
 今回は少し早いペースで平均80km/h前後くらいかな。
 それでも244.6kmで7.2Lだったので、燃費は34.0+α km/Lとなった。
  (αとは、前日に市内チョイ乗りをしていて、そのガソリン目減り分と走行距離を計算に入れていないので。) 

 
 
簡易燃費計測 2009.09.12

 
    70km/h巡行速度にて、円陣家至高 E.G.S [LIMITED] が燃費に 現れるのかテストしてみた。

・16時半〜17時半 天気:くもり 風:北少し 気温:17.5〜16℃
・キャブレターのセッティングは2009.08.22の状態。

[結果]

 添加前… 
39.3km/L (10.4kmガソリン消費量 196g)

 添加後… 39.3km/L (10.4kmガソリン消費量 196g)

  ※添加プラグを外し、燃焼室内に6〜7ml注入しただけ。
  ※各1回ずつのデーターだが、変化無しという結果になった。

 
 
簡易燃費計測 2010.07.25

 
    中速域を少し薄めの夏仕様にしたが、20℃未満の気温ではどうなのか?薄くて力が出ず、スロットルが開け気味になり、逆に燃費が悪化しているのではないか?

少し半端な時間があったので、去年と同様に計測してみた。

・17時〜18時半 天気:くもり 風:少し 気温:17.5〜16.5℃

・キャブレターのセッティングは夏仕様。Fスプロケット15T、Rスプロケット42T。 (排気管バルブ55゚一定)

巡行速度
[km/h]
ガソリン
消費重量[g]
燃費
[km/L]
空燃比 備考
1 75 205 37.5
16.5〜17
2 70 197 39.1 16.5〜17
3 65 191 40.3
16前後
4 60 186 41.4 16前後

※75km/hと70km/hは以前データーと見比べると、さほど変わらないようだ。
※もっとスピードを下げるとどうなるだろう?気になっていたので65km/hと60km/hもやってみた。
 幸い道は空いていたので他車の迷惑になることはない。


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ザ、スクープ!みたいになった。
空燃比計、排気管バルブ制御仮設、距離記録計テスト仮設など。

 
 
簡易燃費計測 2010.08.21

 
    燃費を良くしようと思って薄めのセッティングにしているが、どれくらいの差があるのだろうか?
薄いとトルク感が弱い気がするので、大して変わらないのであれば戻そうと思う。

70km/hの巡行速度を各1回のみ計測した。 天気:薄霧 気温:21〜22℃ 南風少し
 ・現在の薄めセッティング(90EZT) … 193g (39.9km/L)
 ・以前の春秋用セッティング(90EZS) … 195g (39.5km/L)

※2g差なので、計測誤差範囲かもしれないが、薄い方が燃費がよいという結果になった。
 気温が高いときはもっと差がある気がするのだが、この気温でこの差であれば、
 適正混合気と思われるセッティングに戻すことにする。 (実燃費で40km/Lを達成したことだし。)

 
 
2010年 ガソリン補給記録

 
   
ちょい乗り含めると平均燃費はどうなのだろうか?
今年はすべて記録してみる。

日付 距離メーター
[km]
走行距離
[km]
補給量
[L]
単価
[L/円]
平均燃費
[km/L]
備考
1 5月 5日 23356 - 8.64 138 春の乗り出し前の満タン補給
2 5月22日 23730 374 11.39 140 32.8 ちょい乗り多い+コッタロ湿原+屈斜路湖
3 5月30日 24171 441 11.81 140 37.3 買い出しちょい乗り20km+岩間温泉
4 6月10日 24659 488 12.90 140 37.8 屈斜路湖往復x2回
5 6月19日 25188 529 13.63 137 38.8 チミケップ湖+屈斜路湖+全開テスト少々
キャブレターを夏仕様(90EZT)にセッティング変更
6 6月26日 25598 410 14.56 137 28.1 美幌往復(+林道迷走)
+屈斜路湖〜津別峠〜阿寒
走行距離の表示が少ない!距離メーターの故障か!?(屈斜路湖2往復だけでも410kmを超えるのに。)
平均燃費が35km/Lだったとすると510kmになる。+100km補正することにする。
6' 6月26日 25598+100 510 35.0
7 7月25日 25996 398 13.08 131 30.4 ちょい乗り50km以上+美幌往復+鶴居往復
+排気管バルブ全開走行テスト
8 8月7日 26325.9  229.9 6.7 129 34.3 簡易燃費計測x4回+鶴居往復
9 8月8日 26866.6 540.7 13.48 130 40.1 千歳航空祭行、帰路は清水で補給
10 8月21日 27244.8 378.2 10.23 127 37.0 千歳航空祭帰路+鶴居往復+ちょい乗り
キャブレターを春秋仕様(90EZS)にセッティング変更
11 8月27日 27516.4 271.6 7.08 127 38.3 阿寒〜津別〜屈斜路湖〜標茶 
12 9月12日 28021.2 504.8 13.45 134 37.5 阿寒〜津別〜屈斜路湖〜鶴居
+五十石往復+鶴居往復+ちょい乗り
13 9月14日 28249.1 227.9 6.12 134 37.2 庶路ダム〜阿寒町〜標茶オーロラ温泉 
14 9月23日 28592.4 343.3 9.18 128 37.4 網走川キャンプ(阿寒経由)〜津別峠〜
屈斜路湖〜摩周湖〜鶴居 
15 9月29日 29124.7 532.3 13.55 133 39.3 十勝川〜足寄湖〜チミケップ湖
〜津別峠〜鶴居
16 10月16日 29529.7 405.0 11.02 130 36.75 コッタロ湿原〜鶴居
標茶経由で屈斜路湖〜鶴居
鶴居往復
17 10月28日 29985.7 456.0 12.60 130 36.19 屈斜路湖和琴半島キャンプ
+屈斜路湖往復、ちょい乗り
向かい風が多かった気がする
18 11月14日 30428.2 442.5 12.52 128 35.34 屈斜路湖往復+コッタロ方面釣行
コッタロ方面 暖気運転多
               
      7,072.2 193.3   36.6  

18以降402km走行したが、12月18日に降雪したので、今年の記録は終了となる。
(路面凍結で補給しに行けない)

 7千km以上を走行し、ガソリンは200L近くを消費し、平均燃費は 36.6km/L だった。

 
                             
 
 
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