(参考ページ)
 
 
 
 
真空脱気浸透方式 2008.05.03

 最近の高性能電気炊飯器の炊き方はどうなっているのだろう?
 取説を読めばヒントがあるかもしれないと思い、インターネットで取説検索をしていると、真空ポンプ内蔵の電気炊飯器があることを知った。
 真空にすることにより、事前に水につけておく時間を短くできるという説明がある。
 『ニヤリ』それだ!マネしよう!

 
   
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  負圧度を測るために、負圧と正圧を測れる、小型の連成ゲージを買お
 うと思ったところ、車のターボブースト計を思い付いた。
 ヤフオクを覗いてみたところ、沢山出品されていた。

 ←は1,350円で落札。(送料は別に600円。)
 中古だけど、美品で照明もちゃんと付く。(照明は必要ないけど)
 
   
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  真空テストするにあたり、中の状態を見たいので、透明の厚い板を入
 手した。PET材というもので6mmt。

  真空発生器は注射器を使用。
  オートバイ油圧ブレーキのブレーキオイル交換用に使用していたも
  ので、内径約φ28mm。

  米と水は、いつも通りで、米100ml、水110mlを入れ、透明フタを手早く
 締め、早速吸引。

  3〜4回くらいの吸引で、-500mmHgになったが、注射器のピストンは、
 かなり重たくなってきた。

  ブーストメーターの目盛りは600mmHgまであるので、フルスケールま
 で吸引しようと、ムムーと注射器のピストンを引っ張ったところ、ピストン
 ゴムが抜けてしまった。
 この注射器だと、-500mmHgが限界だった。
 
   
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  ちょっともたついたが、減圧してすぐに気泡が上が
 ってくるのが確認できた。

  しかし、何時まで待てばよいのか、長らく待つので
 あれば意味が無くなる。

  フタ締めや、吸引もたつきなどを入れると合計7〜8
 分経過したと思うので、すぐに炊いてみることにした。


 炊け具合は、まーまーかな。
 
   
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 サンプル採取 1

  炊く前の米の状態が、変わっていることに気付いた。
  白くなっているところと、半透明のところと、はっきりくっきりしている。

  そーいえば、しばらく水につけておいた場合は、真っ白になっていた気
 がする。
 
   
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  注射器の限界により、-500mmHgが最高負圧なので、その状態で
 5分間保持してみた。
 
   
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 サンプル採取 2

  前回と同じような感じに見え、白と半透明の割合は半々くらいかな。
 
   
 炊け具合は、予想に反して、あまり良くなかった。

 そこで、通常の水につけておく様子を観察してみることにした。
 米粒は6粒だけ。

@15分後…-500mmHgで5分間放置したのと同じ感じになった。
A20分後…80〜90%が白くなった。
B25分後…95%くらいが白くなった。
C30分後…98〜99%が白くなった。

※いまさらだが、30分以上水につけておくのがよいという意味が、はっきり分かった。

 それで今度は、ミニ飯ごうに水を少しと米を6粒ほど入れて、-500mmHgで5分以上の経過状態を観察して
みた。
 (空気の部分が多いので、注射器で何回も引っ張らないと真空度が上がらなかった。)

 5分経過後も、じわじわと白くなってくる。
 10分後の状態で80〜90%くらい白くなったが、そこからはあまり進行しない。15分後でやっと95%くらいの感じ。

※真空度をもっと上げたいところだが、-500mmHgだと10分放置が良さそう。しかし、10分は少し長いと感じる。
 5分待ちで点火したいところ。


 
                             
 
 
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