(キャンプ)
 
 
 焼肉炭缶

 
 
オートバイ(バイク) ソロキャンプ用として、簡単組立・コンパクト収納の直火焼用缶を自作した。

キャンプイコール焼肉!というイメージは強い。 肉の他、魚なども直火で焼くと美味しい。 しかし実際には面倒である。 たまーにならよいのだが、しばしばの場合は億劫になってくる?!。

[ 面倒対策 ]
・買出し…あれこれ贅沢せず、焼肉+ピーマン+玉ねぎ程度にする。 野菜は、あらかじめ自宅で切っておくとよい。
・炭…エコココロゴスが、まーまー良い。 (詳細は別ページ)
・後片付け…やはり、げとげとの油分がイヤだなぁ。
 焼き網は100円ショップの150mm×150mm2枚入りを使用する。 1枚あたり54円だから、使い捨ててもよいだろう。
 缶については、部品点数を出来るだけ少なくし、簡単に組立分解ができ、内側もがしがし洗えるようにする。
 主材料は、洗うことを考えると、つるつるのステンレス製がよい。
 最近は油汚れ用の優れた洗剤があるので、それとスポンジ小片だけでも、まーまーきれいに洗える。
 (ピッチ分は落ちないが。)
 コンパクト収納性も重要な要素である。 使用後分解して、洗わずにビニール袋に収納し、帰宅してから台所
 などで、ゆっくりしっかり洗うことも選択肢になるので。

なお余談だが、呼び名について少し悩む。 ストーブだと暖房のイメージだし、コンロはガスのイメージ。 グリルは家庭用ガスレンジの魚を焼くところ?
 
 

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Ver 2.5

2016年 8月完成

Ver 2.0の小改良版がやっと完成した。

作りかけ途中でしばらく止まっていたのだが、千歳でのソロキャンプ焼肉を快適にしようと思ったのをきっかけとして完成することができた。



(補足)

基本的にはソロキャンプ用なのだが、二人でも使用可能である。
少し遠慮しつつ強火にして大丈夫だった。
 
   



 まだ実践使用していないのだが、アルコールバーナーの
 風除け兼、五徳としても良好に使えそうだ。
 
   
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 主要諸元

 収納寸法:□157mm×12.5mm厚

 重量:476g
  (100YENショップ金網×1枚 37g 収納袋26g 含む)
 
 
製作

 
   
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    炭(エコココロゴス)を置くロストルは、100YENショップの金網でもよいと思うのだが、Ver2.0と同様に、ステンレスメッシュでスマートに作りたい。 しかし、枠の製作が少し面倒である。
90゚に曲げてからくり抜いて、網を挟めながら、つぶすような感じで曲げる。
(この作業手前で中途になっていた)
メッシュはホームセンターで入手したもの。 ステンレス20メッシュ 0.3×400×500 1,480円

 
   
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 [ 組み立て接合改良 ]

 Ver2.0は4つ角をロストル受け兼用の自作クリップ
 留めにしていたが、少し問題があった。
 今回はM3ネジ留めとして改良した。

 0.4mmの板にタップを立てるとすぐにバカになると
 思われるので、窪み加工してから転造タップ加工
 した。
 また、ネジの先は少し長くして、その部分でロストル
 を受けるようにした。 それにより、ロストルが外れて
 落下することがなくなった。

 簡単に、しっかりと組み立てられるようになって良好。

 それから、焼き網の受け方を変更した。
 Ver2.0は淵を少し折り曲げたところに置くだけの
 構造で、焼いている時にずれる。 ずれ止めに市販
 クリップを使用していたのだが、使い勝手が悪かっ
 た。
 今回は淵の内側に、はまり込むような感じで
 置くように改良した。 ずれ難くなって良好になった。
 
   
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 ←窪み加工

 ♂と凹に材料を挟んで、♂を差し込む。
 
    なお、焼き網はVer2.0同様、高さを2段階セット可能にした。

火力を上げて、ジュージュー焼きたいときは、炭から遠ざけて高い位置へセットし、 弱い火力でじっくり焼きたいときは、低い位置にセットする。

 
 
火力調整

 
   
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 Ver2.0では、火力調整方法が、ちゃんと確立して
 いなかった。

 簡単に製作できて、微調整可能な構造を
 考えていたが、しばらく保留になっていた。
 ある時、台座を利用することを思い付いた。

 Ver2.0の時の台座は、組立後の下部開き留めと
 収納時のケース兼用としていたが、今回は、ネジで
 組み立てるので、開き留めとしての台座は不要で
 ある。
 それで、台座に置く時、ぴったり合わせず、ずらして置
 くことにより、下部隙間が吸気口になると気付いた。
 45゚ずらすと、最大開口となる。

 実践使用したところ、良好だった。
 
 
収納袋製作

 
    専用袋があれば、きちんと収納することができるので、便利だと分かっているが、なかなか作れなかった。 今回は、ちゃんと作ることが出来た。
実は1つ失敗して捨てたのだが、ミシンを使いこなしていない自分としては、まーまーな歩留まりだ。

袋開口の留め部は、薄いゴム状の磁石を使用した。 炭缶の主材料は0.4mmのステンレスだが、磁石にくっつく系のステンレスなので、布を1枚挟んで、ぴたっとくっ付き留められる。 その磁石は少し高かったが、良好である。 ネオマグ株式会社から通販購入 ネオジムラバー 220mm×200mm×0.6mm 1枚 5,680円
まーまー良いアイディアだと思っている。

 
   
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  過去記事 2010年10月 Ver2.0

 
    焼き肉はネイチャーストーブで行っていたのだが、焼ける面積は約10cm×10cmなので、椎茸やピーマンなどの野菜をいっしょに焼くのにはかなり狭い。

もっと大きいものがないか探してみたところ、ネイチャーストーブの大きいタイプがあった。
しかし、ネイチャーストーブは炭から網までの距離が少し遠いのが気になっていた。
また、安定感が少し足りない、「内側を洗い難い」など気に入らない点もあった。

ナチュラムで他を探してみると、ダンロップでVHSビデオテープに収納できる大きさのものがあった。 良さそうだったが1万円以上もする。 ダッチオーブンを乗せられる強度らしいが、そんな強度は不要である。 よく考えると、VHSビデオテープの大きさと言っても、それほどコンパクトではないな。

その写真を見ているうちに、自作することを考えた。 強度は必要ない、簡単な囲い程度でOK。
ただし、収納は出来るだけコンパクトにしたい。

下写真は完成した自作炭缶と使い古しのネイチャーストーブ。 焼き網は100YENショップ品で、15cm×15cm。


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 組み立て前の状態
 
   
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 収納状態
 ネイチャーストーブと
 比較

 自作したものは、
 □155mmx11mm厚

 [ 重量 ]

 ・ネイチャーストーブ
  …363g

 ・自作…415g
 
    材料

ネイチャーストーブは0.3mmtの板を使用している。 ペラペラ感があったので、せっかくなのでもう少し厚い材料にしたい。 しかし、0.5mmtだと重たくなるような気がする。 それで0.4mmtにすることにした。

ステンレス(SUS430) 0.4mmt×455mm×910mm ホームセンターで2,780円
高いし、そんなに沢山使用しないと思ったが、ネイチャーストーブ等の既製品を買ったと思えばそう高くはないかな。

 
 
使用感

 
    和琴キャンプ場にて、よっぱライダーKAZさんとの宴会で実践使用してみた。
ところがいきなり問題発生。
炭を乗せるロストル(金網)は底から30mm上で留まるようにしていたが、下に落ちてしまう。 自宅で組み立て確認したときには問題なかったのに、熱伸びの影響か?!

炭が下に着くと火力が上がらないことが分かった。
炭金網の下にテントのペグを差し込んでみると、火力が上がる。 この時はそのペグを抜き差しして火力を調整し、焼き物を終えることが出来た。

その他は特に問題なし。 エコココロゴスの火力と火持ちが良いことも分かった。

 
 
小改造

 
   
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 市販の豆クリップで角部の接合と
 炭金網留めとしていたが、クリップ
 を自作した。
 
   
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 火力調整用として、空気取り入れ口にカバーを
 付けた。
 
    改良後の焼き肉テスト


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 「ピットイン」という
 焼き肉店で持ち帰り用
 「旨みサガリ」を調達。
 300g入り\840

 セイコーマートで
 おにぎり\100と
 生椎茸\128と
 ジュース\105を調達。


 うまーい!
 問題無く、ジュージュー
 焼くことが出来た。
 
   
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 大きめの椎茸を2コ載せながら肉を
 焼くことができる。
 1人焼き肉にちょうど良い大きさで
 満足である。


 [ 今後改良したい点 ]

 空気取り入れ口は2面に設けたが、
 1面の面積で十分である。
 開口面積を簡単構造で微調整しやすい
 ようにしたい。
 
 
 
  Ver1

 
    二十歳くらいの時だったかな、タンデムキャンプ旅行用に設計製作したものがある。
組み立て式コンパクト収納のつもりだったが、Ver2の2倍くらいの大きさと重さだった気がする。

(当時の写真…準備中)






 
                             
 
 
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