(キャンプ) |
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テント用LED常夜灯 2008.01.18 |
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フィルムケースランタン+9V電池の常夜灯は良好だが、 常夜灯だけを考えると、フィルムケース+9V電池の容積が大きい。 それでよりコンパクトな、常夜灯専用を作ることにした。 ラジオとMP3プレーヤーは単4電池を使用しているので、 予備を共通にできることからも、単4電池x1本だけの駆動にしたい。 LEDはテント内を広角で照らすように2個とする。 たしか"エレ工房さくらい"にそれに適したキットがあったはずだと思い出 したのだが、完売になっていて、再販見込も無いようだった。 しかし、説明書がダウンロードできたので部品をチェックすると "LT1932"を使用した昇圧回路だということが分かった。 |
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"LT1932"をインターネット検索してみると、"audio-Q"でキットを見つけたので早速通販購入した。 1キット 1470円+送料500円。(LEDは含まれない。) ハンダ付け組立の説明と、LEDを4個または8個の接続例が記載されていたが、動作説明書は入っていなかった。 幸い、インターネット検索すると、"LT1932"の日本語データーシートを見つけた。 充電電池1本とLED2個の接続例も記載され、LED電流の設定方法も書いてある。 リニアテクノロジーのpdfファイル→ http://led-parts.com/pdf/lt1932.pdf |
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[ 回路 ] 基本的には、データーシートの接続例の通り。 せっかくなので、スイッチで抵抗値を切替て、明るさを2段階選択できるようにしてみた。 LT1932の仕様により、接続する抵抗値で電流値が決まる。 |
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使用した白LEDは、フィルムケースランタンで使用したものと同じもの。 φ5mm 60゚ 15000mcd OSPW5161P VF:3.0〜3.6V 秋月電子通商で10個入り700円。 |
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[ 設定抵抗値と電流実測 ] テスターで実測してみた。使用したテスターは、METEX M-3850Dで、レンジは400mA。 電池はニッケル水素電池の満充電状態を使用。
※消費電力について思い違いをしていた。LEDの電流と電池電流が同じだと思っていた。 製作する前は、とても省エネだと思っていたので、電池電流を計ってみ たときには困惑した。 よく考えると、消費電力はワットだと気付いた。ここでやっと効率の意味が分かってきた。 たとえばLED電流4.5mAで計算してみると、 電池の消費電力は1.295[V]x0.0287[A]=0.0371[W]だが、LEDの消費電力は5.58[V]x0.0045[A]=0.0251[W] 約3割が合わないが、それが損失ということになると思う。また、その3割を引いて、効率は約70%というような表現をしているのだと思った。 電池にはMin750mAhと書いてあるので、LED電流4.5mAの場合の持続時間を計算してみると、 750[mAh]÷28.7[mA]=26.1[h] 夜8時間点けっぱなしとして、3日間使える計算となる。(LED電流14.2mAの場合は、一夜しか保たない。) |
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基板に部品を実装した状態。 片面パターンに、すべて表面からのハンダ付け。 プリント基板パターン図はこちら。 pdf形式 27.5 KB…ダウンロード スイッチは秋月電子通商から購入で、 超小型スライドスイッチ IS-1250 \100(4個入)。 DC6V 0.3Aの仕様 |
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製作 |
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[ クリスタルレジンで固める ] 表面実装部品は、雑に扱うと部品が取れてしまいそうで心配。特にLEDは出っ張っているので、バックの中で、もげてしまうおそれがある。 接着材で固定しようと考えていたのだが、後で製作予定の防水タイプLEDを作成するために購入した、クリスタルレジンを試しに使ってみることにした。 この方法は、以前、他人様のホームページで、オートバイのLEDウインカーリレーをクリスタルレジンで固めていた製作記事があったことを思い出し、今回マネさせていただいた。 |
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↑写真は型に流し込んで固まった状態。 1mmtのアルミ板で囲い、底は2mmtの透明アクリル板。 アルミ板とアクリル板は透明セロテープで止めてあるが、少しの隙間から樹脂が流れ出してしまった。 底には気泡が入ってしまった。 アルミの型との隙間が少ないところは、表面張力で液レベルが上がる。危うくスイッチを埋めてしまいそうになった。 |
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型を外した状態。 型の内側には離型剤として、車のワックスを塗って おいた。その部分はうまく剥がれた。 約24時間後は、まだカチカチに固まっていなく、 はみ出したところや余分な部分はカッターナイフで 容易に切り落とすことができた。 |
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脱型して、まーまーかなと思っていたらスイッチが動かせない。 ヤバイ!樹脂が入ったのかも知れない。 すべてパーかと焦ったが、レバー部だけを強引にペンチで引き剥がす ことができた。するとやはりスイッチの中に樹脂が入り込み、固まってい た。 幸い、きっちり固まっていたので、きれいに取り除くことができた。 その部分は新品のスイッチを分解して取り外したものを、はめ込み 直して、無事に復旧できた。 |
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※樹脂の粘度は少しトロッとした感じだが、水と同じだと思っておく方がよさそう。そのスイッチは特に大きな隙間は見当たらず、まさか樹脂が入り込むとは予想していなかった。 |
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電池ケースと合体して完成。 電池ケースは秋月電子通商から購入したものだが、2本用のものを1本用に分離カットして使用。 電池ケースと基板は、M2の皿ネジで固定。 吊りヒモは、フィッシング用のケプラー製で、とても丈夫なものを使用。テントの天井に付いている、吊りフックに引っ掛けて使う。 |
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使用結果 2008.06.28〜29 |
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野宿キャンプで常夜灯として問題なく使用できた。 3倍明るいモードは使用する必要はなく、切換スイッチは不要だった。 Loモードでも、もっと暗くてもよいと思い、LEDx1灯でもよいのではないかと思った。 |
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常夜灯Ver2.5 2010.01.07 |
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LED小用ライトを製作するついでに、広角LEDx1灯のものを製作してみた。 |
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LED電流設定抵抗は5.1kΩとして、 5.0mAの設定。 回路、基板他共通。 LEDも同じ " 日亜化学 雷神 80゚ " 充電式ニッケル水素電池(eneloop)で実測してみると 満充電状態で12.7mA、1.36Vだった。 750[mAh]÷12.7[mA]=59.0[h] 夜8時間点けっぱなしとして、7.3日間使える 計算となる。 |
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前回のものと、点灯比較 十分だと思う。 |
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