(キャンプ)
 
 
 バイクテント

 
 
僕の基本キャンプスタイルは、オートバイの左側に少し離してテントを張り、オートバイごとタープを被せて、大きな前室を確保する。 そうすると1桁の気温でもガスヒーターを使用することにより、まーまー快適な空間ができる。
しかしタープは大きめの市販品をテキトーに被せるので、設営に時間が掛かっていた。
今冬こそぴったりサイズのタープを自作しようと思っていて気付いた。

ぴったりサイズのタープ囲い=「テント」ではないか!?

問題は寝る時だが、防水のグランドシートと虫除け網があればよい。

 
 
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←はBE-PAL 2011年11月号
 25Pの部分コピー。

偶然買った雑誌で目に留まった。
これは軽くコンパクトで良さそう!
 
    オートバイを利用して、上から被せるだけのテントを自作し(グランドシート無し)、寝る時は簀巻にした寝袋テントをさっと拡げるのはどうだろう。 うまくいけば設営と撤収が手早くできそうだ。

まずはこのスポットライトビビーを買って、寝袋とマットを入れたまま、コンパクトに簀巻収納可能かやってみる。
それから、もしかするとシェラフカバーが不要になるかもしれない。

 
   
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 マウンテンプラスというところから
 通販購入した。

 (余談)
 やっと入荷したと思ったら、
 ポールが間違っていた。
 (他製品のもので、まったく違う。)
 杭とシール材も入っていなかった。

 メーカー(外国)が間違ったらしく、
 一式送り返すことになった。
 着払いで返送して、やや暫くして
 今度は無事に届いた。

 100円のストラップでよいから、
 気持ちの粗品を同梱して
 欲しかったなぁ。
 
   
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 ←防水袋
 2011年 7月 ヘリテイジ オンラインショップで購入したもの。
 ウォータープルーフスタッフバックM/ディープブルー2,310円

 今までは、寝袋、スポンジエアーマット、シェラフカバーを入れていた。
 今度は、シェラフカバーの代わりに、ビビーを入れる。
 問題無く収まった。
 
 
2012年 5月20日 ビビーを実践使用

 
    朝3時過ぎに起きてチミケップ湖で釣りをした。
当然!?昼食後は昼寝をする必要がある。 早速使用してみた。

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 [ 使用感 ]

 ・杭x4本を刺さないと安定しない。
  (無しでも寝られると思うが、どうだろうか?)

 ・顔上のポールは必要だと思う。
  (無しでも寝られると思うが、どうだろうか?)

 ・内部の空間は、思っていたよりも狭い。
  本当に寝るだけという感じで、シャツを着替える
  のも狭くて大変。
  寝袋に入るのにも、滑り込むという感じ。

 ・やはり設営と撤収は早い。
  撤収はマット、寝袋を入れたままで、固く巻くだけ。
  袋に押し込んで撤収完了。
 
   
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 目地の防水処理

 これが面倒で大変だった。
 ←注射器と接着剤は付属してきたもの。

 注射器を使わずに指で塗ろうとしたが、広がって
 しまいうまくいかない。
 結論は、注射器を使用して塗布し、すぐに指で
 薄く塗り広げる感じが良いと思った。
 
 
ビビーフレーム改造 2017年 8月

 
   
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 生地が顔にくっつかないようにするためのフレームなのだが、
 収納状態が当初から気に入らなかった。
 きちんとコンパクトに畳めない。
 パイプフレームは弓なりに曲がったままだし、頂点のフレー
 ムはぺきっと折ったような角がある。

 弾力のある棒が半円形状になればよいのでは?
 そー思い付いて、フレームを自作して取り替えることにした。
 
    悩ましいのは材料だ。 弾力性が重要だ。 湾曲させてもきちんと真っ直ぐな棒に戻る必要がある。

材質は? 太さは? 保持強度は?

材料の弾性係数などの数値をみても分からないので、数種類を買ってみた。
PP(半透明)のφ8mm、POM(ジュラコン黒)のφ6とφ8mm、ポリカーボネイト(透明)のφ6mm。

結果:すべてOK! どれも弾力があり、所定のアールに曲げられるし、元の直線に戻る。
どれを使おうか、少し迷ったが、接着しやすそうで細いポリカーボネイトを採用した。

 
   
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 エンドは球状なので製作が面倒なのだが、大体丸く仕上げられた。

 フレームは1本ものにすると、1.3m以上になる。
 何分割にするか?
 細かくすると組立と撤収が煩わしい。
 500mmL以下なら収納に困らないと思うので3分割にした。
 443mm×3本。
 
   
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まったく問題なし!
 
   
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バイクテントフレーム検討 (2012年〜)

 
   
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    テント内部の空間を確保するためには、フレームが重要だ。
手っ取り早い方法として、エスパースソロのものを流用して構想を練ってみる。

さて、ポール材料は何を使おうか。
エスパースのアルミポールがよさそうだが、それを転用するのはもったいない。 エスパーステントはいつでも使えるようにしておきたい。
しかし、φ8.5mmのアルミパイプを探したが見つからなかった。
それに近いものでφ10mmで肉厚1mmのアルミパイプがあった。 門真メタルにて4mで450円。 安い!

しかし… 固い。 っていうか弾力があまりない。 半月ドーム形状にならない。 折れそうな気がするが、力を入れて、おそるおそるある程度の半月形まで湾曲させてみたところ、あれっ、元に戻らない!永久歪みが少し残った。 これは使えない!

困ったぞ。 エスパースにポールだけ購入可能か問い合わせてみようかな。 そー考えながら、インターネット検索してみると、アライテントならポールだけでも販売していることが分かった。
次にそのポールを通販購入できるところを検索していると、アマゾンで↓を見つけた。

テントフレーム アルミ合金中空ポール(7001-T6)長さ 4.01m 直径 8.2mm(1本セット) ¥ 1,980

安い!送料無料!

早速注文し、届いてみてみると、エスパースのものとかなり似ている。


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弾力はどうか?
OKだ! エスパースのものと同等の感じだ。


 
 
バイクテント検討 (2017年 7月〜)

 
    最近、ワンポールテントが流行っているようだ。 アウトオブ眼中だったのだが、ある時、バイクテントに良いと思い付いた。
今までは杭(ペグ)無し構造で考えていたので、フレーム固定を手軽にする方法をどうするかで行き詰っていた。

ワンポールテントは杭打ち必須となるが、それさえ妥協すれば設営が簡単ではないか?!
イメージをヒモで形にしてみた。

 
   
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 結果:湾曲フレーム×2本方式よりも
     うまくできそうだ。

 ポールは2m高として、2本つなぎにすれば、
 1本の長さは約1mである。
 釣竿やフローターのオールなどと
 いっしょに収納積載するように考えれば、
 大して邪魔にならないかな。
 
 
製作開始! (2019年 4月〜)

 
    いよいよと言うか、やっと製作開始だ。 自作しようと思ってミシンを買ったのが2011年の10月だったから、7年半も経っている。 中断すると完成しなくなると思うので、一気に製作完了したいと意気込んだ。

組み立て図と展開図を大体描いて、必要な生地の面積を算出した。

生地は「生地問屋YAMATOMI 」から通販購入した。

※生地の購入と製作にあたり、ホームページ「たかさんのキャンプ日記」を参考にさせていただきました。
 とても参考になり助かりました。


生地選定について

薄地で撥水のものにしようと決めていたのだが種類が多くて悩む。 金額の差も大きい。 それで数点に目星を付けてサンプル帳を送ってもらった。 (後で分かったのだが、サンプル帳は返却不要なのだ。)

サンプルは似たような仕様の生地を選んだためか、現物を見ても違いがはっきり分からなかった。
それで比較的安価な「ニューマルチ・デ・サンマリーノ」720円/mにした。
 重量は56g/u (生地厚さ:実測0.077mm)

色についても悩ましかったが、目立たず、あまり暗くないような「薄茶」にした。

長さはもし足りないと面倒なことになるので、少し多めとして「14m」とした。
ところが思っていたより高額になった。
一反売りを切り売りしてもらうと、カット料金がかかるのだが、その生地の場合は1mあたり380円である。
1m単価は720+380=1,100円となる。 もし1反買いだと720円×50m=36,000円だ。
その他取り寄せ手数量と送料などを含めると合計20,412円

 
   
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 自宅は狭いので、勤め先の会議室を借用した。

 GW連休中に会議室での作業を終わらせたい…

 しかし、ぜんぜん終わらない。

 断裁をやりやすくしようと思って、先にちょっとした
 治具を製作しておいたのだが、組み立てや段取り
 で約1時間掛かった。

 しかし、治具の使い勝手がよくない。
 裁断に約5時間も掛かった。

 試し縫い練習では、ツリがひどく、許容レベルまで
 調整するのに2〜3時間掛かった。

 会議室作業
 5/1(祝)と5/3(祝)…7〜8H
 5/11(土)…4H
 5/12(日)…5H
 5/18(土)…9H
 5/19(日)…11H

 自宅ミシン
 5/20(月)…2H
 他
 
   
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 問題点

 ケガキと断裁が悪かった。
 断裁治具を作ったので、大掛かりなケガキをせず、端点に印を
 付けて、生地を治具フレームに磁石で留めて、カッターで切った
 のだが、生地を留める時に、テキトーに引っ張ったのがダメだった。
 引っ張ると伸びるので、均一に引っ張らないと歪むのである。

 底辺はほぼ設計寸法通りなのだが、頂点が合わない。
 設計段階から、ポールを受ける頂点を、少し厚めの生地で別に作る
 つもりでいたが、設計寸法で製作するとまったく合わない。
 現物合わせで寸法を出し直して作ったところ、変な形になった。
 
 
とりあえず完成!

 
    5月25日
土の駐車場で試し張りしてみたところ、ちょっと変だがぜんぜんダメではなさそうだ。

(余談)
製作途中での仮組み確認はできない。 ほとんどすべて出来てから致命的なミスが発覚した場合、今までの苦労がパーになるので怖い。

 
   
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    オートバイを入れて試し張りしたところ、大きく弛んでぴしっとならないカドがある。

 
   
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    手直しというか、ごまかし改造すれば何とか使えそうな気がする。
明日からの支笏湖キャンプで実践投入だ!(手直し改造が夜中になってやっと出来た。)

設営寸法
 床面は2.2m×3.0mの四角形。
 高さは2.0m。 (ポールは肉厚1mmtのアルミパイプでφ22とφ19の2本繋ぎ。)
 実測重量:テント880g ポール410g

 
   
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 出来栄えとしては思っていた7割くらいかな。

 設営は思ったとおり、手早く建てられた。

 ビビーも予定通りの感じだ。

 しかし改良点は沢山思い付いた。
 今冬のシーズンオフで作り直したくなった。
 
   
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 たたみ方をどうやるか悩ましい。

 雨降りの中でたたむことも想定して、
 うまくささっとたためるように考えたい。

 収納寸法が明確にできれば、収納袋を作りたい。
 
   
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 [ 収納スペース比較写真 ]

 左:エスパースソロテントとポール
   左下はアンダーグランドシート

 中:タープ
   (SOUTH FIELDのSF6002HT)

 右:今回自作したテント


 ※ビビーは寝袋といっしょに
  巻いて前荷台に収納するので、
  そのスペース増加の影響は
  無視できる。
 
                             
 
 
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