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 アクリル板曲げヒーター

 
 
 オートバイの部品作り用に、アクリル板曲げヒーターを製作した。
 出来てしまえば大したことはないが、少し試行錯誤して使えるものができたという感じ。


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 自作理由は、アクリルサンデーの市販品が高価だと思ったから。
 滅多に使わないと思う道具に6〜7千円はなかなか買えない。

 ちょっとした小幅なら半田ゴテで代用できるし。


 ネット検索してみると、電熱ヒーターを使用した記事が多くヒットしたが、
 ニクロム線でもいけそうだ。

 100YENショップで見つけたので、とりあえずこれでやってることにした。

 パイプ材は以前ホームセンターで購入してあったもので、
 φ16mmの1mmtステンレスパイプ。
 それをなんとなく
400mmにカットして、ヒートパイプとした。

 両端はジュラコン材で旋削し、中心にM4のネジで、
 ニクロム線x
1本をピーンと張った。
 
    [電気仕様]

 いきなり100Vを接続するのは心配だったので、秋月電子通商のDC-DCコントローラーキットを使用して、
 まずは
DCで5Vくらいから少しずつ電圧を上げてみた。

 ある程度熱くなってからは、アクリル板の切れ端を当てて、軟らかくなる様子を見ながら少しずつ電圧を
 上げていった。(実際には電流値チェック。)

 すると約
17Vで、ちょうど良い具合になった。その時の電流値は2.3Aであった。
 17x2.3=39.1
 約40Wである。

 発熱量が足りない場合は、ニクロム線の本数を増やしてみようかと思ったりしたが、うまくいった。

 そのまま1時間以上実践使用したが、特に問題なし。自作成功!

 
   
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 [ニクロム線テンショナー]

 ニクロム線は自発熱で伸びるので、弛み防止に
 バネを入れた。

 下のバネは失敗したもの。
 最初はバネをパイプ内に収め、バネにも電気を
 通した。
 ところが、そのバネのあたりがとても熱くなり、
 温度ムラがひどい。
 どうやらバネの方が多く発熱したようだ。
 
 
 
   
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 [参考]

 半田ゴテと
 AC100Vパワーコントローラー
 (秋月電子通商キット)

 アルミパイプに差し込んで、
 簡易代用のつもりだったが、
 幅方向の温度ムラが大きく、
 アクリル板をきれいに
 曲げられない。
 
   
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 その他

 [2mmtアクリル板カット]

 アクリル板を手鋸やアクリルカッターで切るのは
 なかなか大変である。

 ハンドグラインダーにφ3mm超硬刃を付けて、
 最高回転数で切ってみると、
 削るというより、溶かすような感じで、
 型抜きカットは、それほど大変ではなかった。
 
                             
 
 
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